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ハードディスクの健康診断

どうも、BMOです。

 
突然ですが、みなさんは定期的に健康診断を受診されているでしょうか?
日ごろから自分の体に関する数値を知っておくことで、体調の変化を
客観的な数値から読み取ることができます。

 

 

同様にパソコンの部品のハードディスクにも同様な体調(機械の調子
なので、機調?)診断機能があります。

 
S.M.A.R.T(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)と呼ばれる
もので、多くのハードディスクに内蔵される自己診断機能です。

 
具体的には、読み取りエラーの発生率や読み書き速度、モーターの起動・停止の
通算回数、出荷以来の通算の通電時間、ディスクが固定位置からずれた距離など、
数十件に及ぶ検査項目が用意されています。
これらの検査項目は、ATAおよびSCSIの仕様で定義されています。

 
この実績数値はハードディスク内にどんどん蓄積されていきますので、蓄積
された情報より、故障の兆候を予見してユーザに知らせたりすることが可能と
なります。

 
ちょうど、かかりつけのお医者さんが、定期健診の数値を見ながら、そろそろ
肝臓をいたわった方がいいよ、などと忠告してくれるようなものです。

 
ただ、人間は摂生により回復の見込みがありますが、機械部品の場合は
そういう警告がでた時点で、そのHDDがまだ動いている間に一刻も早く
バックアップを取るということになると思いますが。

 

 
ちなみに、S.M.A.R.T情報はOSではチェックしていませんので、無料・有料の
診断ツールをインストールして定期的に数値をチェックする必要があります。
無料のものも結構多く有りますので、一度検索して探してみられては
いかがでしょうか。

 
何事も予防が大切ですから、突然HDDが読めなくなって慌てることが無い様に
普段から大切なデータはバックアップすることを心がけましょう。
 
 
 

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BMOの初心者集まれ【第6回:パソコンの仕組み、その3】

どうも、BMOです。

 
パソコンの仕組みと題してお話しておりますが、今回はパソコンが
データを記憶しておくための装置、ハードディスクについてお話したいと
思います。

 
前回までは、先ずがんばって計算を行う”CPU”、その”CPU”と連携しながら
何を計算するのか、計算をした結果はどうなったのかを覚えておく”メモリ”
についてお話してきました。
ちなみに、何を計算するのかということを書いているのが、”プログラム”と
呼ばれるものなんですが。

 
メモリは、プログラムを記憶しておくところなのですが、電源を消すと
メモリが覚えたプログラムは消滅してしまいますので、パソコンの電源を
切っても記憶がなくならない部品がないと、パソコンを立ち上げて毎回
プログラムを手で入力しなければいけなくなります。
(そんなバカなことはないので、そうしなくてもいいようにどこかにプログラムを
 覚えさせておく必要がありますね。)

 

 
そこで、プログラムを記憶しておくハードディスク”HDD”といわれる装置が
必要になります。
ハードディスクの記憶原理は、カセットテープやビデオテープのような
磁気を利用してデータを記憶する方式です。厳密に言うと、アナログ的に
ではなく、ディジタル的に記憶するのですが、細かいことは気にしません(笑

 

 
で、このハードディスクがプログラムやデータをどんどん記憶してくれます。
ちなみに、パソコンで一番大切なプログラムである、
OS(オペレーティングシステムの略で、Windows、MacOS、Linuxなどのこと)も
ハードディスクに入っています。

 
パソコンの電源を入れると、HDDとか樽のような絵が描かれたところのランプが
ピカピカ点滅してカリカリという音がしばらくなっていると思いますが、
まさにこれがハードディスクに記憶されたOS(これも巨大なプログラム)が
どんどんメモリにコピーされているところなのです。

 

こうしないとCPUは何もせずボーっとしてるだけになってしまいます。
(CPUはメモリ上のプログラムからしか、すべき仕事を読みとらないので)

 
また、プログラム、例えばエクセル、が作成したデータはそのままメモリに
置いたままでは電源を切ると消滅してしまうので、翌日もそのデータを用いて
仕事をするのであれば、ハードディスクに保存しておかなければなりません。

それを通常、ファイル(データの塊をそう呼ぶ)をセーブ(ハードディスクに記憶
させる)するといいます。

 
一方、実行したいプログラムをいったんハードディスクに記憶させて必要な
時にいつでも実行できるようにすることを、”インストール”と呼びますね。

 

これらの言葉は、皆さんも日常よく聞いたり、口にしたりする言葉だと思いますので
実際にどんなことをしているのかをイメージできればうれしいです。

 

 

以上ですが、ハードディスクというものがどういう役割をしているか
イメージしていただけたでしょうか?

 

 
次回以降は、文中に出てきたOSって何のためにあって、何をしてくれるものか?
についてお話したいと思います。
(多分ですが、話があっちこっちに行きそうなので、数回に渡ってお話する
 ことになると思います)

 

 

 

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