S.M.A.R.T」タグアーカイブ

S.M.A.R.Tは本当にスマート?

どうも、BMOです。

 
ブログのバックログを溜めてしまって、連続掲載中なので
あまり正しい表現ではないですが、と前置きしつつ。。。

 

昨日のブログでハードディスクのS.M.A.R.T機能についてご紹介
しました。

 
定期的な健康診断は人間でも機械でも共に有用であると信じているの
ですが、その後興味深い記事を発見しました。

 

 
それはこの記事です。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070219_disk_failures/

 

少し古く2007年の記事ですが、10万台以上の民生用ハードディスクドライブを
使用しているGoogleがハードディスクの故障に関して調査した結果によると、
「S.M.A.R.T.(スマート)」の値から得られるいつ故障するかどうかの予測は
ほとんど関係なかったとのことなのです。

 
こちらは、Googleの研究報告のAbstractです。(PDFの論文全体も以下の
ページから参照可能です)
http://labs.google.com/papers/disk_failures.html

 

 

 

当然ながら、メーカーも推奨していない50度を超える環境での稼働により
故障率が上昇することやScan Errorが出てから60日以内に故障する確立が
エラーが出ない場合の39倍だったりと、S.M.A.R.Tから得られる値がが
全く役に立たない訳ではなさそうですが、Googleで故障してしまったハード
ディスクの大半は何のS.M.A.R.T値によるエラーも出していなかったようで、
いわゆる突然死という状態で故障したとのことです。

 
総合すると、S.M.A.R.Tによるアラートが出ていないからといって、故障
リスクが低い状態であるとは限らない、また、S.M.A.R.Tのアラートが出た
場合は、故障リスクが高まっている状態と考えることができる、という
ことでしょうか。

 
結局我々ができることは、重要なデータは定期的にバックアップを取ると
いう事に落ち着きそうですね。
 
 
 

タグ , , ,

ハードディスクの健康診断

どうも、BMOです。

 
突然ですが、みなさんは定期的に健康診断を受診されているでしょうか?
日ごろから自分の体に関する数値を知っておくことで、体調の変化を
客観的な数値から読み取ることができます。

 

 

同様にパソコンの部品のハードディスクにも同様な体調(機械の調子
なので、機調?)診断機能があります。

 
S.M.A.R.T(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)と呼ばれる
もので、多くのハードディスクに内蔵される自己診断機能です。

 
具体的には、読み取りエラーの発生率や読み書き速度、モーターの起動・停止の
通算回数、出荷以来の通算の通電時間、ディスクが固定位置からずれた距離など、
数十件に及ぶ検査項目が用意されています。
これらの検査項目は、ATAおよびSCSIの仕様で定義されています。

 
この実績数値はハードディスク内にどんどん蓄積されていきますので、蓄積
された情報より、故障の兆候を予見してユーザに知らせたりすることが可能と
なります。

 
ちょうど、かかりつけのお医者さんが、定期健診の数値を見ながら、そろそろ
肝臓をいたわった方がいいよ、などと忠告してくれるようなものです。

 
ただ、人間は摂生により回復の見込みがありますが、機械部品の場合は
そういう警告がでた時点で、そのHDDがまだ動いている間に一刻も早く
バックアップを取るということになると思いますが。

 

 
ちなみに、S.M.A.R.T情報はOSではチェックしていませんので、無料・有料の
診断ツールをインストールして定期的に数値をチェックする必要があります。
無料のものも結構多く有りますので、一度検索して探してみられては
いかがでしょうか。

 
何事も予防が大切ですから、突然HDDが読めなくなって慌てることが無い様に
普段から大切なデータはバックアップすることを心がけましょう。
 
 
 

タグ , , ,