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BMOの初心者集まれ【第9回:パソコンの仕組み、その6】

どうも、BMOです。

 
パソコンの仕組みの説明もそろそろ終わりに近づきました。
最後は、実際にみなさんが使うプログラム(『アプリケーション』、または
略して『アプリ』と言われたり、ソフトウェアを略して『ソフト』と呼ばれる
ことも多いです)についてお話したいと思います。
以降は、呼び方を『ソフト』で統一します。

 

 
パソコンが動く最低限のハードウェアがそろって、その上でOSが稼働した状態で
はじめてパソコンを使う準備ができた状態になります。

http://www.bmo.bz/blog/?p=354

 

 
そこで、みなさんは何をしますか?

 
そうなんですね、OSだけあっても何にもできないのです。

 
結局パソコンを使って何か作業をするためには、その作業用のソフトを
準備する必要があります。

 
例えば、年賀状の文面をパソコンで作ろうと思えば、年賀状作成ソフトを、
メールをしたければメールソフトを、そしてインターネットでホームページを
見たいのであれば、ブラウザソフトを、という風にです。

 

それらのソフトは、目的に応じたプログラムの集まりで、みなさんの
行いたいことを指示してもらって(入力、といいます)、それに応じて
プログラムがCPUに計算させて、結果を返します。(出力といいます)
通常出力は、人間が見える形で画面に表示されて、必要であれば、その
結果をハードディス等に保存(セーブといいます)できるようになっています。

 
ちなみに、ハードディスクに保存されたものは、データと呼ばれ、通常は
保存したプログラムがないと中身は訳のわからない数字の羅列になっている
ことが多いです。

 

 
通常WindowsなどのOSをインストールすると、標準でいくつかのソフトが
導入されています。
お絵かきソフトや電卓ソフト、簡単な文字を書くソフトも入っています。
そして、もっと専門的なソフトが必要な場合は、市販されている目的の
ソフトを購入して、パソコンのハードディスクにコピーし、いつでもOSから
呼び出し可能な状態にします。

これがインストール(購入の部分は入りませんが)と呼ばれる作業に
なります。

 
すでに、このブログをご覧になっているかたは、何かのOSの上で動いている
ブラウザソフトを通じて見ていただいていると思います。

 
できれば、自分のパソコンに関して、今まで説明があった部分が具体的に
どこを指すのか、どの動きを示しているのか、時間があるときにでも考えて
みてもらえればうれしいです。より理解が深まるのではないかと思います。

 
それで、更に何か疑問がでたら、興味が湧いたら、是非インターネットを
通じで新たな情報を探してみてください。

 
このページがそのきっかけになれば、これほどうれしいことはありません。
 
 
 

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BMOの初心者集まれ【第8回:パソコンの仕組み、その5】

どうも、BMOです。

 
前回はOSの話をしますといいながら、ノイマンという数学者がハードウェアと
ソフトウェアを分離することを考えたことを話ました。

それにより、ソフトウェア(プログラム)次第で、計算機の物理的な回路を変更せずに、
目的にあった様々な計算をさせられるようになり、それが皆さんが普段使っている
パソコンの原点となったのです、というような話をしました。

(覚えてますか?)

 

 
ハードウェアだけでは何もすることができないので、先ず最初に実行される
プログラムがあって、それがOSと言われるものなのです、というところまで
お話をしたかと思います。

 
では、どうして最初から使いたいプログラムだけを実行させないのでしょう?

ワープロを使いたければ、ハードウェアのスイッチを入れて、いきなりワープロ
ソフト(キーボードから打ち込まれたデータを画面にだしたり、印刷したり、
保存したりできるプログラム)を動かせばいいですよね。

 

だって、通常OSが起動しても、特に何というわけではなく、パソコンは次に
何を指示してくれるのかな?ぐらいの感覚でじーっと指示を待ち続けます。

 

 
でも、ゲーム機のように、いきなり決まったソフト(例えば、ワープロソフト)が
立ち上ったら、次に表計算ソフトを動かしたいときは、いったんパソコンの電源を
切って別の表計算ソフトが入っているハードディスクやカートリッジを持ってきて
再度電源を入れなおす、というようなことをしなければならなくなります。

 
ここで、OSがあると、OS自体は何もしなくても、ワープロが使いたいなとなれば
OSはワープロソフトが登録しているハードディスクからプログラムを呼び出す
ことができれば、いくつものソフトを立ち上げることができます。

 

今のOSは、ワープロが動いているからといって、表計算を立ち上げ
ると問題かというと、決してそんなことはなく、画面の右側でワードで文章を
書きながら、逆の半分で表計算をするということも簡単にしてくれます。
(それも、どちらかが動いているときはどちらかが止まっているというような
ものではなく、一緒にでも動くことができます。)

 

実は、そのプログラムを複数立ち上げたり、同時に複数のプログラムを稼働
させたりするのがOSの大きな役割です。
その他にもOSは、使う人が本人であるかを確認したり(これをログインといいます)
他のコンピュータとデータを共有したりする機能も提供します。

 

 
そのためにもOSは縁の下の力持ちとして必要不可欠なもので、パソコンを
立ち上げると、誰よりも早く実行されて、いつでも指示を待つ状態になるのです。

 

 

 
ちなみに、Windows(ウィンドウズ)、Mac(マック)、Linux(リナックス)とかは
それぞれOSの種類を表すもので、できることは良く似ていますが、それぞれに
特徴を持った操作性があり、プログラムも特殊なプログラムでない限り
それぞれのOSに適したプログラムでないと実行ができなくなっています。

 

 

いかがでしたか?OSって、こんな役割を持っていたんだ、といえるぐらい
イメージがわきましたでしょうか?
 
 
 

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BMOの初心者集まれ【第7回:パソコンの仕組み、その4】

どうも、BMOです。

 
パソコンの仕組みについて、あれこれお話しておりますが、すでに
第4回となりました。

 
今回は、OS(”オーエス”と読みまして、オペレーティング・システムの略です)の
お話です。

 
今までに、パソコンにはCPUと呼ばれる計算を専門にする部品と
その部品に次に何をしたらいいのかを教えたり、CPUが計算した結果を
一時的に覚えたりするメモリという部品と、最後に、メモリは電源を
切るときれいさっぱり覚えたことを忘れるので、電源を切っても
いろんなことを覚えておけるハードディスクで成り立っていると
いうお話をしてきました。

 
こう書くと、かなりシンプルな仕組みに見えますが、大筋間違っていない
と思いますので、このイメージを持っておいて頂けると全体的なところが
おぼろげながらでも見えてくるのではないでしょうか。

 
でも、この登場人物(正確には登場部品?)だけでは、パソコンはウンともスンとも
言いません。
みなさんも大体想像がつくと思いますが、もう一つ大事な要素として
部品ではないのですが、『プログラム』というものが必要なのです。

 
最初に書いた部品達は、形あるもので、見ることや触ることができるので
『ハードウェア』、それに対してプログラムは目に見えるものではあり
ませんので、『ソフトウェア』と呼ばれます。

 
このハードとソフトが組み合わさらないと、パソコンは動作しないのです。
ちなみに、こういう計算機の動作原理を考え出したのが、ノイマンという
数学者です。
一時期、このノイマンさんが考えた計算機の方式を超える、非ノイマン型の
コンピュータを作るのだ、と世界が躍起になったことがありましたが
その成果は、世の中のパソコンの種類で、非ノイマン型パソコンというのが
見当たらないことから、想像に難くないと思います。

 

このノイマンさんの考えた方式のすごいところは、ハードウェアを変えなくても
ソフトウェアを変えるだけで、いろんなことができてしまうことです。

例えば、ドライヤーはハードウェア(部品)の塊で、どういじってもテレビには
なりませんが、パソコンの場合は、インターネットからデータをもらうだけで
テレビになったり、ラジオになったりします。

これは、全てプログラムを変えることによって実現可能なのです。

 
それだけ、シンプルで且つ優れた方式を考え出したんでしょうね。

 

脱線ついでにお話を続けますと、私が中学生のころパソコン(当時はマイコン)に
ハマっていたころ、周りからそんなんいじって何になるねん、とよく言われました。

で、困った私は、何でもできるねん。と答えていましたが、流石に、テレビには
なれへんけどな、というフォローを入れていました。

それが、インターネットの普及と共にパソコンがソフト一つでテレビになる時代がきたのは、
個人的にはなかなか感慨深いものがあります。

(共感を持っていただける方は、極少数だと思いますが) 

 

予想通り、(大きく)話がそれましたね。

 

 

ということで、ハードウェアに対して、ソフトウェアを供給することで
初めてパソコンが動き出しますが、目的に応じたいろいろなプログラムを
動かすためのソフトウェアがOS(オペレーティングシステム)と呼ばれるものです。

 

ちなみに、OSに対して、表計算ソフトや年賀状作成ソフトのように、特定の
目的のために個別に作られたソフトをアプリケーションと読んだりします。
よく、縮めてアプリという言い方もしますね。

 iアプリなんて言葉はメジャーかもしれませんが、iモードを利用して動作する
アプリケーション(プログラム)というような意味合いで使われていますね。

 
残念ながら、OSがアプリケーションを動かすためのソフトウェアだという
簡単な説明をしたところで、お時間になってしまいました。

 

なぜ、アプリケーションはOSを必要とするのか、OSは何のためにあるのかに
ついては、次週もう少し掘り下げてお話したいと思います。

 
では、次週また会いましょう。
 
 
 

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BMOの初心者集まれ【第6回:パソコンの仕組み、その3】

どうも、BMOです。

 
パソコンの仕組みと題してお話しておりますが、今回はパソコンが
データを記憶しておくための装置、ハードディスクについてお話したいと
思います。

 
前回までは、先ずがんばって計算を行う”CPU”、その”CPU”と連携しながら
何を計算するのか、計算をした結果はどうなったのかを覚えておく”メモリ”
についてお話してきました。
ちなみに、何を計算するのかということを書いているのが、”プログラム”と
呼ばれるものなんですが。

 
メモリは、プログラムを記憶しておくところなのですが、電源を消すと
メモリが覚えたプログラムは消滅してしまいますので、パソコンの電源を
切っても記憶がなくならない部品がないと、パソコンを立ち上げて毎回
プログラムを手で入力しなければいけなくなります。
(そんなバカなことはないので、そうしなくてもいいようにどこかにプログラムを
 覚えさせておく必要がありますね。)

 

 
そこで、プログラムを記憶しておくハードディスク”HDD”といわれる装置が
必要になります。
ハードディスクの記憶原理は、カセットテープやビデオテープのような
磁気を利用してデータを記憶する方式です。厳密に言うと、アナログ的に
ではなく、ディジタル的に記憶するのですが、細かいことは気にしません(笑

 

 
で、このハードディスクがプログラムやデータをどんどん記憶してくれます。
ちなみに、パソコンで一番大切なプログラムである、
OS(オペレーティングシステムの略で、Windows、MacOS、Linuxなどのこと)も
ハードディスクに入っています。

 
パソコンの電源を入れると、HDDとか樽のような絵が描かれたところのランプが
ピカピカ点滅してカリカリという音がしばらくなっていると思いますが、
まさにこれがハードディスクに記憶されたOS(これも巨大なプログラム)が
どんどんメモリにコピーされているところなのです。

 

こうしないとCPUは何もせずボーっとしてるだけになってしまいます。
(CPUはメモリ上のプログラムからしか、すべき仕事を読みとらないので)

 
また、プログラム、例えばエクセル、が作成したデータはそのままメモリに
置いたままでは電源を切ると消滅してしまうので、翌日もそのデータを用いて
仕事をするのであれば、ハードディスクに保存しておかなければなりません。

それを通常、ファイル(データの塊をそう呼ぶ)をセーブ(ハードディスクに記憶
させる)するといいます。

 
一方、実行したいプログラムをいったんハードディスクに記憶させて必要な
時にいつでも実行できるようにすることを、”インストール”と呼びますね。

 

これらの言葉は、皆さんも日常よく聞いたり、口にしたりする言葉だと思いますので
実際にどんなことをしているのかをイメージできればうれしいです。

 

 

以上ですが、ハードディスクというものがどういう役割をしているか
イメージしていただけたでしょうか?

 

 
次回以降は、文中に出てきたOSって何のためにあって、何をしてくれるものか?
についてお話したいと思います。
(多分ですが、話があっちこっちに行きそうなので、数回に渡ってお話する
 ことになると思います)

 

 

 

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