どうも、BMOです。
前回に引き続き今回も電子メールの仕組みについてお話しです。
前回の内容は以下を参照ください。
http://www.bmo.bz/blog/?p=605
前回から郵便物に例えて、次のような流れでお話を進めていっており
ますが、第2回目は、手紙を受け取った郵便局(メールサーバ)が
どうやってメールを配達して、そのメールを相手がどうやって受け取るか
について説明します。
1.手紙を書く
↓
2.手紙を投函する
↓
3.手紙を配達してもらう(今回はここから)
↓
4.手紙を受け取る
メールの送信者から電子メールを受け取ったメールサーバは、一旦メールを
保存して、だれ宛のメールかを確認します。
電子メールでは@以下のドメイン名が、メールを受け取る人の住んでいる
町を表すイメージであることを説明しました。
電子メールの送信依頼を受けたメールサーバは、ドメイン名から受け取った
メールをどのメールサーバに渡せばよいかを判断します。
インターネットにつながっているサーバには、グローバルアドレスと
いって、世界でたった一つのアドレス(数字列)を持っています。
メールサーバは、ドメイン名から、相手先のメールサーバのグローバル
アドレスを知ることができるので、直接受け取ったメールを相手先の
メールサーバに送りつけます。
(ドメイン名から、グローバルアドレスを知る方法は機会があれば説明します)
その時に、受信側のメールサーバは、@より前の名前をチェックして
自分のドメイン(町)にそんな名前の人がいるか、受け取りを拒否して
いないかなどを確認して、問題なければメールを受け取ります。
こうして、メールは無事相手先のメールサーバまで届きました。
万一、相手側のメールサーバが受け取りを拒否した場合は、送信者に
エラーメールが返されます。また、相手のメールサーバが一時的にメールの
受け取りができない状況であれば、メールの送信を依頼されたメールサーバは
一定期間メールを預かって、相手側のメールサーバの準備がOKになるまで
何回もリトライを行います。
でも、一定期間何度リトライをしてもだめな場合は、やはり送信者にエラー
メールを返すことになります。
最後に、相手側が手紙を受け取る仕組みです。
無事、相手側のメールサーバにメールが届いていると、相手側のメールサーバに
メールが保存されます。
通常の手紙ですと、郵便局に手紙が届くと、指定の時刻に郵便配達の方が
各家に郵便物を届けてくれますが、電子メールの場合は局留めや私書箱の
イメージになります。
なので、相手が郵便局(メールサーバ)にメールを取りにいかない限り
郵便局にメールがたまったままになります。
そこで、相手も電子メールソフトを使って、メールサーバからメールを
受け取ることになります。
これも、前回の話の通り、メールサーバに対してパスワードによる認証を
行ったうえで、自分宛のメールを受け取ることになります。
電子メールソフトの初期設定で、受信メールサーバ(POP)などと書かれた
ところの設定が、この受信のための設定となります。
無事認証が終わると、メールサーバは電子メールソフトに受信したメールを
渡して、サーバからはメールを消去します。
こうして、相手側に無事電子メールが届くことになります。
以上ですが、イメージつかんで頂けましたでしょうか?