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自動学習でメール誤送信抑止

どうも、BMOです。

 

電子メールの送受信履歴を自動で学習・分析することで、誤送信を事前に
検知・防止する技術をNRIが開発した、という記事を見ました。

 

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/01/news007.html

 

FAXやメールの誤送信は機密保持の観点からも、起きてはならない事ですが
なかなか防止は難しいですよね。

 

私も、勤め人時代にこの手の誤送信防止の対策に関わった事がありますが
当然利便性とのトレードオフになりますし、その効果の程も犠牲にした
利便性に対して意味あるものなのか、という疑問も常につきまとって
いました。

 

 
Googleのメール送信直後のキャンセル機能や、深夜の思い込みメールを
送る事を防止するために、簡単な計算式を解かないと送信できない機能など
ちょっと軽めなツールから、今回のような大掛かりな仕組みを導入して
行う手段まで、これまで以上にいろいろな方法が取られるのだと思います。

 
ただ、いくら大掛かりにしても、間違いをなくす事はできないという
点では、制限を最大限にして利便性を奪ってしまうしかないのかもしれ
ません。

 

 

それで破綻しないように、対象データのセキュリティレベルを正しく
峻別できる仕組みが一番肝要なんでしょうね。
 
 
 

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BMOの初心者集まれ【第13回:インターネットの仕組み、#3】

どうも、BMOです。

 
前回に引き続き今回も電子メールの仕組みについてお話しです。

 
前回の内容は以下を参照ください。
http://www.bmo.bz/blog/?p=605

 
前回から郵便物に例えて、次のような流れでお話を進めていっており
ますが、第2回目は、手紙を受け取った郵便局(メールサーバ)が
どうやってメールを配達して、そのメールを相手がどうやって受け取るか
について説明します。

  
1.手紙を書く
 ↓
2.手紙を投函する
 ↓
3.手紙を配達してもらう(今回はここから)
 ↓
4.手紙を受け取る

 

 
メールの送信者から電子メールを受け取ったメールサーバは、一旦メールを
保存して、だれ宛のメールかを確認します。 

 

電子メールでは@以下のドメイン名が、メールを受け取る人の住んでいる
町を表すイメージであることを説明しました。

 

電子メールの送信依頼を受けたメールサーバは、ドメイン名から受け取った
メールをどのメールサーバに渡せばよいかを判断します。

 

インターネットにつながっているサーバには、グローバルアドレスと
いって、世界でたった一つのアドレス(数字列)を持っています。
メールサーバは、ドメイン名から、相手先のメールサーバのグローバル
アドレスを知ることができるので、直接受け取ったメールを相手先の
メールサーバに送りつけます。
(ドメイン名から、グローバルアドレスを知る方法は機会があれば説明します)

 
その時に、受信側のメールサーバは、@より前の名前をチェックして
自分のドメイン(町)にそんな名前の人がいるか、受け取りを拒否して
いないかなどを確認して、問題なければメールを受け取ります。

 

こうして、メールは無事相手先のメールサーバまで届きました。

 
万一、相手側のメールサーバが受け取りを拒否した場合は、送信者に
エラーメールが返されます。また、相手のメールサーバが一時的にメールの
受け取りができない状況であれば、メールの送信を依頼されたメールサーバは
一定期間メールを預かって、相手側のメールサーバの準備がOKになるまで
何回もリトライを行います。

 
でも、一定期間何度リトライをしてもだめな場合は、やはり送信者にエラー
メールを返すことになります。

 

 
最後に、相手側が手紙を受け取る仕組みです。

 
無事、相手側のメールサーバにメールが届いていると、相手側のメールサーバに
メールが保存されます。

 

通常の手紙ですと、郵便局に手紙が届くと、指定の時刻に郵便配達の方が
各家に郵便物を届けてくれますが、電子メールの場合は局留めや私書箱の
イメージになります。

 

なので、相手が郵便局(メールサーバ)にメールを取りにいかない限り
郵便局にメールがたまったままになります。

 

そこで、相手も電子メールソフトを使って、メールサーバからメールを
受け取ることになります。
これも、前回の話の通り、メールサーバに対してパスワードによる認証を
行ったうえで、自分宛のメールを受け取ることになります。

 
電子メールソフトの初期設定で、受信メールサーバ(POP)などと書かれた
ところの設定が、この受信のための設定となります。
無事認証が終わると、メールサーバは電子メールソフトに受信したメールを
渡して、サーバからはメールを消去します。

 

 
こうして、相手側に無事電子メールが届くことになります。

 
以上ですが、イメージつかんで頂けましたでしょうか?
 
 
 

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BMOの初心者集まれ【第12回:インターネットの仕組み、#2】

どうも、BMOです。

 
今回は電子メールの仕組みについて2回に分けてお話します。
電子メールの仕組みを分かりやすく説明するために、ここでは郵便物に
例えて次のような流れでお話を進めていきたいと思っていまして、
第1回目は、手紙を出すところまでをご説明します。

 
1.手紙を書く
 ↓
2.手紙を投函する(今回はこの部分まで)
 ↓
3.手紙を配達してもらう
 ↓
4.手紙を受け取る

 
では、先ず手紙を書きましょう。

 

 

一般的な手紙では、便箋とペンで手紙を書きます。
電子メールの場合は、電子メールソフト(メーラーと呼ばれたりもします)
を立ち上げて、メールの新規作成を行うことでメールを書きます。

 
電子メールソフトは、Windowsには、OutlookExpressやWindowsメールという
ソフトが標準で付属します。

 
封筒に書くあて先は、以降で説明する相手の電子メールアドレスという
文字列を指定します。最近では、メアドと呼ばれていますね。

 

 
次に投函ですが、これはメールソフトの『送信』ボタンを押すこととで
メールが投函(送信)されます。

 
正しくメールが投函されるためには、初回にメールソフトを立ち上げた際の
初期設定をきちんとしておく必要がありますが、それは以下の手紙を配達して
もらう、のところで触れたいと思います。
(多分、メール初期設定は、プロバイダなどが作った、登録の手順の説明資料に
 沿って行ったと思います。)

 
さて、ここからが、今回の説明のメイン、手紙(電子メール)を投函(送信)
する際の仕組みについてのお話です。

 
この内容をざっと理解してもらえると、メールソフトの初期設定内容が
だいたいこういうことを設定しているんだな、ということがイメージできると
思います。
では本題に入っていきます。

 

 

 

みなさんは、手紙を出すときには最寄のポストか、郵便局に行って手紙を
投函すると思いますが、電子メールも同じように郵便物を受け取ってくれる
『電子メールサーバ』というものがインターネット上に多数存在します。

 

 

通常の郵便は有料の切手さえ貼れば、だれでも、どこのポストにでも
投函できますが、インターネット上のメールは無料で切手は要りませんが、
その代わり、メールを出す先(電子メールサーバ)は固定となります。

 

なぜ固定なのか、について説明するためには、先ず電子メールアドレスについて
説明します。

 

 

インターネットの電子メールでは送付先住所は『メールアドレス』と呼ばれ、
例えば、 xxxx@bmo-inc.co.jp というような形式の文字列になっています。
(@は本来半角ですが、ここでは全角になっています)

 
@はアットマークと呼ばれ、@以降の bmo-inc.co.jp 部分がドメイン名と
呼ばれるインターネット上の住所を表しています。

 

 

xxxx@bmo-inc.co.jp というメールアドレスは、bmo-inc.co.jpという
インターネット上の町に住んでいる、xxxx さんという人を表すイメージに
なります。

 

 

ちなみに、bmo-inc.co.jp という町には、住人を名前(xxxx部分)だけで判断
しますのでxxxxさんは一人だけしか登録できません。
メールアドレスの登録時に、その名前は既に使われています、といわれる場合が
あるのは、このように同じ町(ドメイン)に同一名が複数登録できないから
です。

 

 
話を元に戻しますと、電子メールは無料(通信料は別)で送信することができ
ますが、送信を行うメールサーバは送信する人の地元のサーバ(同じドメインの
メールサーバ)を使うことが通常なので、メールサーバが固定になるのです。

 

一つの理由に、悪い人が無料であることをいいことに、電子メールをばら撒く
ことがないように、メールを送信する際に、自分の住人であるかどうかを、
パスワードで確認しています。事実上、そのパスワードが登録されている自分の
ドメインのメールサーバしか使えないというのが現実です。

※:以前は、送信は認証なし(自由)、受信だけは他人にメールを受け取られないように
  パスワードで認証ということでしたが、最近はだれでもどこでもメールを送信する
  ことは、事実上難しくなりました。 

 
メールの初期設定で、送信メールサーバ(SMTP)というような欄があったと
思いますが、これが上記のメールサーバを示すところです。
また、パスワードも入力したと思いますが、これも上記の理由によるものです。

 

 

送信用のメールサーバとパスワードが正しく設定されていれば、メールソフトの
送信ボタンで、あなたのメールは無事、指定のメールサーバに渡されて、送信先に
指定したメールアドレスの相手まで配達されるはずです。

 

 
配達の仕組みと受け取りの仕組みは、次週ご説明します。
 
 
 

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