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量子コンピュータ

どうも、BMOです。

 
本日は、すごい計算機のお話です。

 
北大の研究グループが、量子コンピュータの基本となる回路を
開発したと科学雑誌サイエンスに発表したそうです。
以前から、従来型の計算機の最高峰スーパーコンピュータの
計算能力をはるかに上回る夢の計算機として、話題に上ってました。

 
通常の計算機は、電圧の差を利用して1と0の状態を表現し、二進数
計算を行います。
方や、量子コンピュータは、0と1を同時に表現する「量子もつれ合い」の状態も
含めて量子ビットの1ビットとして扱うそうです。

 
理屈的には、1ビットで2値(0又は1)を扱う従来のコンピュータより、1ビットで
いろんな値(0と1の値を任意の割合で重ね合わせて保持、らしいですが)を
扱うことができるので当然計算能力が上がるのはわかりますが、任意の割合と
言われても、混乱するばかりです。

 
従来の計算機の動作原理は一般の人よりは理解しているつもりの私ですが
量子がもつれ合う(笑)状態で何をするのか、残念ながらさっぱりわかりません。

 
ここから、若手からみると(と、断っておきますが)おっさん技術者の
愚痴なのですが、最近の傾向として、動作原理がわからずコンピュータエンジニアを
している人がどうも多くなっているように思います。

 
使い方や組み合わせ、対象物に対する知識量でスペシャリストとなっている
人が多い気がしています。
世の中の流れ自体が、技術の世界でも使う人視点となり、動作原理や理屈は
ブラックボックスの中に押し込もうとしているので仕方の無いことかもしれませんが
さみしい限りです。

 
そんな風潮の中でも、自分の携わる対象の基本技術、動作原理に常に興味を向ける
ことは技術者の基本姿勢として忘れてはいけない事だと思います。

 
自分自身も、量子コンピュータの時代には、一ユーザになっているのかなと
思うと、気合を入れ直してもっともっと勉強すべきですね。

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