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最新のグループウェアサービス

どうも、BMOです。

 
今回はグループウェアサービスについてお話したいと思います。

 

 

グループウェアで有名なところでは、Notes/Dominoであったり
サイボウズであったりすると思いますが、最近ではユニークな
グループウェアが登場してきています。

 
その中の一つが、「GRIDY」というサービスです。
http://gridy.jp/portal/index.html

 

上記ページのサービスを見ると、マイページ、タイムカード、
電話メモ・所在、アドレス帳、Webメール、スケジュール、
設備予約、ファイル共有、プロジェクト管理、その他いろんな機能が
SaaSで提供されるようです。

 

何より特徴的なのは、これが全て無料で利用できるのです。

でも、『タダより高いものは無い』、タダの理由は何なんだ、何故
タダにできるんだ、という疑問が湧いてきて当然だと思います。

 

私が紹介したかったのは、単なる無料のグループウェアがあるよ
ということではなく、タダで提供できるビジネスモデルが面白いなと
思ったからです。

 
そのビジネスモデルは、グループウェアを利用する際に、各サーバや
クライアントに、あるエージェントソフトを入れることが必要条件であり、
そのエージェントソフトを使うことで、サービス提供者はグリッド
コンピューティングを実現することができるというものです。

 

 

要するに、「GRIDY」の名前通り、グループウェアサービスの無料提供の
代わりに、利用者のサーバ、PCのCPUとHDDリソースの一部をグリッド
コンピューティングに利用させてもらう、というモデルなのです。

 

 

「GRIDY」を運営する会社は、無料グループウェアサービスと引き換えに
手に入れた大規模グリッドの仮想高性能計算機を別の研究機関や企業に
利用させることで、収益を上げるというものです。

 
世の中のコンピュータのほとんどは、ユーザが操作しないときはアイドル
してそうですし、もし世界中のPCのスクリーンセーバーで使われている
CPU能力を全て足し合わせることができたとすれば、とてつもなく大きな
仮想計算機ができるのではないかと思います。

 

 
今回はそれを商用に使うためのスキームが作られましたが、今後
ボランティアでCPUパワーを集めて、それでパソコンの普及していない
国や地域にパソコンを贈るなんてことができればすばらしいのでは
ないかと思ったりもしました。

 
それにしても、面白いビジネスモデルですね。
# 感心している場合ではないですが・・・
 
 
 

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iPhoneがサーバに?

どうも、BMOです。

 
今日は一見iPhone関連のトピックスのように見えて、もしかしたら将来
大化けするかもしれない技術及び製品のお話です。

 
その製品は、フリービット社が提供するServersManというiPhone用の
無料アプリです。
http://serversman.com/index.jsp

 

このアプリをiPhoneにインストールすると、iPhoneがサーバになって
しまいます。
そうすると、自分の撮った写真や音声を配信(Webサーバとして公開)したり、
ファイルサーバとして、個人ファイルをネットワークを経由してiPhoneに
保存することが可能となります。

 

 

これはiPhone単体機能レベルで見ると、個人が自由に情報を発信できる
ソフトが配布されたという程度でしかありません。

 
しかしながら、移動体通信が可能な小型サーバがネット上にどんどん出現して、
ある制御主体の元、そのサーバ群が協調して何かの処理を始める、又は
それぞれが通信の移動基地局としてP2Pでネットワーク網を独自に構築して、
巨大なシステムとして稼働し始める、なんてことも夢ではないと思います。

 
セキュリティや信頼性などまだまだ検討すべき事項は多いと思いますが
新しい流れがそこまで来ている予感がします。

 

 
そして、我々にとっても大きなビジネスチャンスとなる予感もしています。
 
 
 

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