日別アーカイブ: 2009 年 3 月 14 日

事業会社ということば

どうも、BMOです。

 
先日のコンサルタントをしている後輩との飲み会の席で、『事業会社』という
言葉が何回かでていました。

 

個人的にはあまり使わない言葉なので耳に残るものがありました。

 
へ理屈を言えば、法人は事業を行うために設立されるものなので、事業を行わない
会社なんて無いはずです。強いて言えば、事業を行わないために作られたペーパー
カンパニーぐらいなものでしょうか。

 
人はよく、自分の立ち位置を明確にするために、自分以外のものに対して新しい
カテゴリ(概念)を作り出して、それを言葉で具現化することで、自分と、自分以外の
ものの間に線を引いてしまうことがあります。

 

空気が読めない人にKYという名前を付ける事で、空気が読める側にいる自分達の
ポジションを明確にするとか、外国人という言葉で、そうではない『日本人』の
位置づけをおこなうとか。
(例がイマイチかもしれませんね)

 

 
そう考えると、コンサルタントは事業をしないということを自ら強く意識して
いるのかなと思ったりしました?

 
で、もしも彼らが言うところの事業会社の事業が、コンサルに入った人達から見て
自分達の事業ではなくて、『事業会社さんの事業』と位置づけられているとしたら
少し寂しい現実だなと思わざるを得ません。

 
私もコンサルタントを名乗らせてもらっておりますが、個人事業者としてコンサルが
自分の事業だと位置づけていますし(これはみなさんそうですね)、コンサルを行う
会社の事業も私の事業(な、はずはないので、と思うだけですが)と位置づけようと
する気持ちは多いのです。

 
その部分は、客観的に分析・アドバイスするためには敢えて、事業を行う側と、
それを冷静に分析する側を区別しなければならないという考え方も理解できるの
ですが、線を引かないとそれができないか、と言うのも疑問です。

 

 
『事業会社』という言葉一つで、いろいろ勝手な想像を膨らませてしまいましたが
個人的にどうもしっくりとこない言葉です。
 
 
 

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