BMOの初心者集まれ【第5回:パソコンの仕組み、その2】

どうも、BMOです。

 
前回はCPUについて簡単にお話しました。
CPUは人間の頭脳に例えられるけど、CPUは計算だけしか行えないので
他のパソコンのパーツと連携して始めて頭脳に近い働きができるのです、
というようなお話をしました。

 

 

で、今回はパソコンの中で情報を覚えておくことに関係するパーツに
ついてお話したいと思います。

 
その代表的なパーツの名前としては、メモリとハードディスクが挙げられると
思います。
メモリは普段から『何かを覚えるもの』という意味あいで使われたりしますが
ハードディスクは『固い円盤』じゃ、何もピンときませんね。
でも、テレビの録画装置にハードディスクレコーダーが普及しているので
テレビ番組をVHSやDVD-Rではなくハードディスクという『モノ』に記録するんだな
というイメージを持っている方も多いと思います。

 
実はそれ以外にも、パソコンのパーツで情報を覚えるものはたくさんあるので
ですが、ややこしいのでここではこの二つを中心に説明します。

 
乱暴な言い方ですが、パソコンのメモリだけは特別な存在で、その他の記憶に
関するパーツは機能的にハードディスクと同じようなモノだと考えてもらって
いいと思います。

 

例えば、USBメモリとかDVD-Rとか、最近は使われないフロッピーディスクとかも
ハードディスクの仲間だと思って頂いて結構です。

 

 
やっと本題に入りますが、例のごとく前置きが長くなったので、今回はメモリを
中心に説明させてもらいます。
(ハードディスクは次回のお楽しみということで)

 
メモリはCPUの相棒でCPUが苦手な記憶の仕事、主に計算をするための手順
(プログラム)の記憶や計算結果の記憶を担当します。
CPUはメモリに次自分は何をすればいいかを聞きにいって、その指示通り計算を
して、計算の結果を指示通りのメモリの場所に覚えておいてもらう、という
ようなことを延々繰り返しています。

 
因みに、WindowsもVISTAになって、多くのメモリを積んだパソコンじゃないと遅く
なるよ、なんて事を耳にした方もいらしゃるかも知れませんが、その原因はざっと
次のような感じです。
VISTAではいろいろな機能(見た目重視の不必要な機能だと思うものが多い?)を実現
するためにプログラムをたくさん実行させます。するとメモリはCPUに計算を頼むための
プログラムをたくさん記憶しておく必要があるのですが、メモリの量が少ないと全てを
記憶することができません。
そうすると、メモリから溢れたプログラムは実行が終わったプログラムがメモリから
いなくなるのを順番待ちをしなくてはならなくなり、パソコンの中でプログラム同士の
イス取りゲーム状態になってしまいます。
これでは、パソコンはスムーズに動きません。

 
パソコンはどんな用途で使われるかで、メモリをどれぐらい必要とするかが
変わってきますので、一概にどれだけあればOKというようなことは言えませんが
最低コレぐらいの容量は必要ですよ、というのはOSやプログラムで事前に示されて
いるものが多いので、購入前に調べておくとよいと思います。

 
ちなみに、Windowsパソコンでは、Ctrl+Alt+DEL を押すと『タスクマネージャ』という
プログラムを立ち上げることができます。その中のパフォーマンスのタグを見ると、
メモリの空き状況がわかると思います。
これが、常に少ない状態だとイス取りゲームが始まっている可能性があるので
要注意です。

 

 
最後にメモリの大きな特徴をお伝えしておきます。

メモリは電源を切ると覚えていたことをすっかり忘れてしまいます。

 

 

 
何かの原因で、パソコンが動いているときに電源が落ちてしまうと、作業中のデータが
消えちゃうことがありますが、これはメモリにしか覚えていない情報が電源断とともに
失われてしまうことを表します。

 
そうならない為に、パソコンにはハードディスクという装置が付いているのですが、
次回はその辺りを中心にお話したいと思います。

 
長文にお付き合いくださりありがとうございました。
(思い通り、”簡潔”にはいかないですね。。。)
 
 

タグ , ,

BMOの初心者集まれ【第5回:パソコンの仕組み、その2】」への1件のフィードバック

  1. […] メモリ(http://www.bmo.bz/blog/?p=254)は、CPUにどんな処理をさせるか を覚えておくところです。 […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です