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ブルーマンに会いに

こんにちは、BMOです。

 
先日、妹にブルーマンを見に行こうと誘われました。
(兄)どこの喫茶店?
(妹)・・・?
(兄)高いけどおいしいもんな
(妹)それはブルーマウンテンや!!!

 

という会話があったかどうかは別にして、
とても楽しみなショーです。

 
さて、ショー自体はまだ見てないので当然感想も何も書けないのですが、
この不思議な三人組をITコンサル的観点から見てみました。

 
気になるのは高スキルの三人のブルーマンがいないと
ショーは成り立たないというところですね。
差し当たり、スーパーマネージャ三人の連携でなんとか切り盛り
しているプロジェクトで一人でも欠けたら総崩れという
ような状態でしょうか。

 
考慮すべき点は、個人依存とは言え、ブルーマンはみんな青い顔なので(笑)、
微妙に入れ替えが可能でありそうなんですね。

 
このリスクを分散させるためには、単に人的リソースを増強するだけでは
だめで、個人のスキル及び三人の連携スキルも持った人材を配置する必要が
あります。

 

ブルーマンAチーム、Bチームで合計6人で完全バックアップ体制を組むか、

常に4人がローテーションしながら4人がだれでもどのポジションも

こなせるようになるか、

3人だけで不測の事態が発生したら、ショーを止めるか

というような選択になるんでしょうね。

 

 

最終的には、コストパフォーマンスとショーのオーナーの要求レベルに
負うのでしょうが・・・。

 

なまじ、みんな顔がブルーで、ローテーションが可能なので、やはり
対応は考えないと駄目なんでしょうね。

 
一人しかいない、マドンナのショーでマドンナが病気なら誰しもがあきらめる
のでしょうが。。。
# 例えが、マドンナでは年がばれますね。。。
# じゃ、マイケルジャクソン? orz

 
何よりリスクを回避する基本として、プロジェクトも極力少数の人間に依存
しないようにしなければならないですね。

 
ということで、ショーを見た後、直接ブルーマン達に、その辺りの
リスクをどうヘッジしているのか聞いておきたいと思います。

 

 
あっ、そうだ、大切なことを忘れていました。

 

 

彼らは一言もしゃべらないのでした。。。
お後がよろしいようで。

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徒然システム開発考#01

どうも、BMOです。

 
ブログを書き始めてから、システム開発に関することを書きたいと
思いつつ、なかなかうまくテーマを切り出せずにいます。
書き始めると、長くなってブログの枠に収まりきらないのではとか
あれこれ思いつつ先送りにしていました。
問題は、全体構成が決まっていないということに尽きるのだと思うのですが、
放っておいてもまとまるわけもなく、このままではどんどん先になってしまい
そうなので、読んで頂く方には申し訳けないのですが、断片的にでも思いつく
テーマで書き始めることにします。

 
いつか、集まったネタをうまく再構成して、公開したいと思います。
いつもながら、前置きの長いブログ恐縮ですが、本題に入ります。

 

 
テーマ:管理者とミッション

  

《使用上のご注意》
・分野:人的マネージメント
・傾向:精神論的
・効能:プロジェクト全体の健全化、メンバーの健全化
・効果:ジワジワ効く感じ
・成分:経験と思い込み(軽い副作用の危険性あり)

 

 
比較的大規模なITシステム開発では、ピークでは数十人~数百人、延べでいうと、
数千人以上という人間が開発に携わることになります。
また、外部委託やオフショア開発など関係する開発者の状況も多様化している
のが現実だと思います。

 
そんな中で、整斉とプロジェクトを進めていくために(というよりは、ともすれば、
ぐだぐだになってしまいがちなプロジェクトを何とか統制するために)
プロジェクトマネージメント(以下、PM)手法があれこれと世に出ています。

 
ITコンサルタントの私がこんなことを言ってしまうと身も蓋もないのですが
優れたPM手法がプロジェクトを死の淵から救った事例を私は知りません。

 
本来、管理者は『自分が管理しているチームが与えられた任務を果たすために
内外をコントロールする』という使命を持っているはずです。
しかしながら、PM手法のみに頼ってプロジェクトを制御しようとすると、
極端な考え方かもしれませんが、管理者はPM手法で規定された作業を実施することが
目的となり、管理をするという作業が使命(mission)から作業(operation)になって
しまうのではないかと思います。

 
これも私の経験ですが、プロジェクトを救うのは、開発・管理方法論ではなく、ましてや
役職でもなく、使命感を持った指導者(ある時は、全てを知り尽くした部長だったり、
はたまた、型破りなマネージャだったり、生意気な若手リーダーだったり、ラジバンダリ)
だったように思います。

 
ITコンサルという立場からも、大規模開発になればなるほど、PM手法という武器を
手に入れることは否定するどころか推進すべきだとは思いますが、残念ながら武器だけで
戦争に勝てる程甘くありません。その武器を使うのはあくまでも兵士なのです。
また、武器が強力であればあるほど、正しい『使い方』と『使う心』を持った人間に
その武器を使わせるべきですね。
皮肉な事に、私の知る限り一流の兵士(使命感を持ったリーダー)は素手でも
十分戦える戦力を持っていますし、たいてい、自分なりの使い慣れた武器を持っていたり
しますが。。。(だって、戦うことが使命だと知っていますから。)

 
なので、プロジェクトを組成する立場の方は、プロジェクト組成に当たって、
ヒト、モノ(ソフト面も含め)、カネ、情報、を集める際、ヒトを『工数』という
観点と共に、是非『人物』としての観点での検討の比重を、従来よりも
高めて頂ければと思います。

 

 

言い換えれば、オペレーション部隊とミッション部隊をはっきり見極めて組成する
ということです。(後者は人月換算がなかなか困難ですが)
特性と役割が取り違われると、個人も組織も非常にダメージが大きいですから。

 
最後に、ミッションの明確化はPM手法の中で確立されたマネージメント分野ですよ、
という声が聞こえてきそうですが、その働きかけ自体作業になっていませんか?
だとすると、怖いことですよね。。。

 
ミッション部隊構成員の育て方については、そんなものがあるのかの議論を含め
また別の機会に。

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