どうも、BMOの池田です。
久しぶりに匠に愕けのコーナーです。
今回の匠は、部品です。
# 匠なのに人じゃねーじゃん、というツッコミは勘弁してください。
最近超小型のポケットに入れられるほどのプロジェクターが
何種類か発売されているのをご存知ですか?
私は仕事柄、ノートパソコンと一緒に運んでも邪魔にならない小型プロジェクターが
あったらいいなと思っているので、どれにしようか迷っているところです。
びっくりするのは、先日TI と Samsungが、プロジェクタ内蔵携帯電話を
発表していました。
普通に考えて、プロジェクターに携帯を組み込むことはスペース的に可能かなと
想像できますが携帯にプロジェクターですよ、これはびっくりです。
ちなみに、プロジェクターに携帯を組み込んでも、携帯できませんし
電源切るのに数分かかりますので、飛行機に乗るときに大変迷惑です。(笑
そんな冗談はさて置いておいて、プロジェクターが小さくなったことにも
驚きですが、実は、そんな小さいプロジェクタを作れたのも、
TI(Texas Instruments)社のDLPと言う技術があってこそなのです。
ちょっと一般的な話ではないですが、DLPは、CMOS半導体上に独立して
動くミラーが48万~200万個敷き詰められています。
多分大きさは数センチ角、その小さい極小ミラーが一秒間に5000回という
高速で、+-12度の角度に動くことができるのだそうです。
理屈は、以下のTI社のページに説明されていますが、個人的には感動
するぐらいすごい技術だと思います。
http://web.tij.co.jp/jrd/dlp/docs/technology/mechanism/index.htm
ということで、今回は匠として、動く半導体部品をご紹介しました。
CMOSという半導体で、どうしてミラーが製造できて、更に極小の稼働部分を作る
ことができたのかは謎ですね。
なにより、半導体部品を動かしてみようかな、と思った技術者には脱帽ですし、
ちゃんと動かしてしまったことにも愕きです。