月別アーカイブ: 4月 2009

PowerPointのTips

どうも、BMOです。

 

資料作りに欠かせないPowerPointですが、自称PowerPointのヘビーユーザー
である、私が選んだPowerPointの便利Tipsを紹介したいと思います。

 
(1) 書式の統一
 資料の書式の統一はとても大事ですよね。
 私がよく使うのは、書式のコピーと貼り付けです。

 

 コレを使うと、書式、見た目の統一が効率よくできます。

 

 刷毛のアイコンの、書式のコピー/貼り付けをクリックするのもいいですが
 私は、[Ctrl] + [Shift] + C/V のショートカットキーで書式をコピーして、
 対象に貼り付けています。

 

 また、フォントを置換する機能もありますので、書式メニューの
 フォントの置換(R)を選ぶことで、指定したフォントのみ置換する事ができます。

 

 

(2) すばやく印刷プレビューを見る
 これは、PowerPointだけではなく、WordやExcelでも使えるTipsです。
 PowerPointはWYSWYGな感じなのであまり頻繁に印刷プレビューをチェックする
 ことはないのですが、Excelは印刷してみて、『えぇ~!?』という事が多々あり
 ます。
 
 そこで、メニューやアイコンから印刷プレビューをするのではなくて、
 ショートカットキーを覚えておくと効率がUPすると思います。

 

 [Ctrl] + F2 で、すばやく印刷プレビューを確認できますので、是非
 お使いください。

 

 

(3) 現在開いているスライドからスライドショーを開始
 PowerPoint画面をプロジェクタに映し、議論している内容を反映しつつ
 会議を進めるケースがあると思いますが、その時に修正しているスライドを
 確認のためスライドショーにしようとして、最初のタイトルページを表示して
 しまうことはないですか?

 

 私はよくやってしまいます。

 

 そこで、このショートカットキーを覚えて置いてください。

 

 [Shift] + F5

 

 F5キーのみだと、最初からスライドショーが始まってしまいますが、慌てず
 Shiftキーを押しつつ、F5を押すことで編集中のスライドからスライドショーが
 始まります。

 

 

(4) 複製時のCtrlキーの使用
 最後に、これもOffice製品共通というか、Windowsのアプリに結構共通している
 機能ですが、データコピー時のCtrlキーの使用です。

 

 図形でも、テキストでも、Ctrlキーを押しながら、ドラッグ&ドロップする
 ことで、コピーが可能です。
 Ctrlキーを押しながらドラッグした時点で、マウスポインタに『+』マークが
 でたら、コピー可能です。

 

 これを覚えると生産性がはるかに向上します。

 

 更に、Shiftキーを押すことで、縦横を同じにしてコピーもできます。

 
以上、是非お試しください。
 
 
 

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BMOの初心者集まれ【第14回:インターネットの仕組み、#4】

どうも、BMOです。

 
説明が前後してしまった感がありますが、今回から何回かに分けて
インターネットの基本である、ネットワークのお話をしたいと思います。

 

 

先ず、成り立ちから簡単に。

 

インターネットが普及する前の主たる通信手段は電話でした。
電話のネットワーク(電話網)はそれぞれの地域の電話局同士をつなぐ
中継局自体がダウンすると全体がつながらなくなるという危険性があり
ました。

 

インターネットの先駆けとなった米国のネットワークは、戦争などで
ネットワークの一部が攻撃されても全体がダウンしないようなネット
ワークが必要だというニーズから作られたと聞いています。

 
理屈としては、それぞれの局を一本線で結ぶのではなく、網の目状の
ネットワークとして結ぶことで、一部の局が機能を停止しても、他の
ルートで迂回して通信が可能となる、というものです。

 

当然ながら、線だけをメッシュ状にすれば障害のあった箇所を迂回しながら
通信ができるというものではなくて、迂回して通信をするためのルールや
手順(これを、難しい言い方をすると、『プロトコル』といいます)も
同時に研究されました。

 

 

こうして、インターネットの原型は、米国の研究機関を中心にスタート
しました。

 

そこから、商用利用のネットワークが派生し、全世界的にネットワークが
広がり、そして現在のインターネットの形になっていきました。

 

 

ここからは、横道に外れます。(私の個人的な感想)

 

インターネットで使われる『プロトコル』はTCP/IP(てぃーしーぴー・
あいーぴー)と呼ばれるものです。
これについては、次回以降お話します。

 

 

このプロトコルが主流になるまでは、電話専用のプロトコルや、通信では
IBM社が規定したプロトコルが世界的にみて通用するプロトコルでした。

 

私がおもしろいと思うのは、TCP/IPが出てくるまでのプロトコルは
基本的に通信者同士でも明確に主従関係がはっきりしていました。

 私が親であなたが子ども。 通信するにも基本は親の意見が強くて
子どもはそれに従う、というような、強者、弱者がはっきり区別されている
感じでしょうか。

 

ところが、TCP/IPの場合は、通信者同士が全員フラットというか平等なん
ですね。
通信の手順なので勝手にという訳にはいきませんが、とても自由で平等な
コンセプトが背景にあるように感じられます。
(米国で言っても、東海岸というよりは、西海岸の香りがします。)

 
なので、参入障壁が少なく、自由でボランタリーな全世界的ネットワークに
発展したのではないかと思います。

 

この、自由でオープンなコンセプトは、現在でもインターネット上の
ソフト作り、情報の共有、仕組みづくり、のいろいろな場面で見られるのは
すばらしいことだと思います。

 
次回は、インターネットの主役のプロトコル、TCP/IPについて説明したいと
思います。
 
 
 

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オープンエンドという言葉

どうも、BMOです。

 
いい言葉にめぐり会いました。

 

『オープンエンド』、これは際限がない、即ちエンド(終わり)がオープン(閉じる
ことがない状態)になっていることを示す言葉ですね。

 

語感もいいですし、いろいろ使えそうな言葉じゃないかなと思います。
出会いは先日読んでいた本で、脳は強化学習を繰り返しながら、際限なく
(オープンエンドに)学習を続け能力を高めていくものなのだ、と書いていました。

 

また、そうやって自らを強化しながら一つ一つ壁を乗り越え、その先にある
もっと高いハードルにチャレンジできる環境に身を置くことは、その人(の脳?)に
とってとても幸せなことであるんだなということもよくわかりました。

 

 

前提として、脳の強化学習サイクルをうまくまわす訓練ができている、ということが
ポイントでしょうけれど。

 
私が身を置く、ITの世界もオープンエンド感たっぷりですので、環境的には
脳に申し分の無い状況なのですが、果たして私の脳みそはこの状況をよろこんで
いるのかどうか。。。

 
ちなみに、ルーチンワークを続けていても、その作業の中で自らが次々と達成が
困難な高いハードルの課題を設定することで、脳を喜ばせながらいいサイクルで
作業を進めることができるんでしょうね。
(それが極まれば職人技・・・)

 

 
そんな課題設定を考え出すのも、やはり脳みそだったりするところに、なんだか
宇宙を感じてしまいました。

 
うーん、脳みそ万歳!
 
 
 

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スーパーSE #05:情報共有のポイント

どうも、BMOです。

 
予定では、今回情報収集能力について書くつもりでしたが、その前に
情報共有のポイントということで、最近ふと気づいた点について
お話させてください。
(ということで、次回は、情報収集能力がテーマです。)

 
で、何に気付いたかというと、顧問の税理士さんと会話の中で、
税理士さんが言われたちょっとした一言がヒントになりました。

 
その会話というのが、要約すると、税理士さん曰く、
会社の経理に関する情報は当然ながら適切に連携してもらう必要が
あるけれども、直接税務に関係のないと思われるような日常の話も
是非いろいろ聞かせてほしいというような事でした。

 
それが、いい仕事をする上においてとても大切なんだと。

 

 

では、SEにとって必要な情報、必要でない情報って何でしょうか?

 

よくよく考えると、『必要でない情報なんてどこにもない』んじゃない
かなと思えたりします。

 
例えば、誤った情報だったとしても、今晩飲みに行く先のお店の割引きの
情報だったとしても。

 
情報提供者との間に何か関係がある中での情報であれば、受け取る側の
意識次第で、情報が誤って伝わった原因を通じて、情報伝達ルートを
改善できたり、緊急連絡先の目処が付いたり、仕事の込み具合を推し量る
ことができたりする可能性も無いとは言い切れません。

 
ちなみに、この理屈を、東阪にわかれた大規模プロジェクトのコミュニ
ケーションはなかなかうまくいかない、という経験則に則って解釈して
みるとこんな風になります。

 
先ず、一番に問題となるのは必要な情報が伝達、共有されないという
問題です。

 
これは、一度でもそういう経験をしたメンバーがいれば、ツールや各自の
意識ですぐに改善できるものです。

 
ただ、それでもうまくいかない場合も多々あるのも現実です。
そこではたと気付いたのが、次の点です。

 

上記では必要な情報”しか”伝達されないのが問題なのではないかと
考えます。

 

言い換えれば、必要な情報の周りにある、状況だったり、その情報導出の
背景であったり、というような付属情報が、長距離の情報伝達経路では
欠落してしまいがちなのです。

 

なかなか、東阪離れて雑談もしづらいと思いますので、スーパーSEとも
なれば、必要な情報をタイムリーに伝達する情報経路の確立はいうまでも
無く、その他にも、形式化されない、一見無駄と思われるような情報に
ついても、積極的に媒介となる努力が必要ではないでしょうか。

 

 
だって、みなさんも実際会って話をしたら、瞬く間に溝が埋まったという
経験をお持ちだと思います。

 
そこで、伝わっているのは業務上必要とされる情報ではなく、本来
伝わらなくてもよいと考えられている情報が主ではないんでしょうかね。
 
 
 

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最新のグループウェアサービス

どうも、BMOです。

 
今回はグループウェアサービスについてお話したいと思います。

 

 

グループウェアで有名なところでは、Notes/Dominoであったり
サイボウズであったりすると思いますが、最近ではユニークな
グループウェアが登場してきています。

 
その中の一つが、「GRIDY」というサービスです。
http://gridy.jp/portal/index.html

 

上記ページのサービスを見ると、マイページ、タイムカード、
電話メモ・所在、アドレス帳、Webメール、スケジュール、
設備予約、ファイル共有、プロジェクト管理、その他いろんな機能が
SaaSで提供されるようです。

 

何より特徴的なのは、これが全て無料で利用できるのです。

でも、『タダより高いものは無い』、タダの理由は何なんだ、何故
タダにできるんだ、という疑問が湧いてきて当然だと思います。

 

私が紹介したかったのは、単なる無料のグループウェアがあるよ
ということではなく、タダで提供できるビジネスモデルが面白いなと
思ったからです。

 
そのビジネスモデルは、グループウェアを利用する際に、各サーバや
クライアントに、あるエージェントソフトを入れることが必要条件であり、
そのエージェントソフトを使うことで、サービス提供者はグリッド
コンピューティングを実現することができるというものです。

 

 

要するに、「GRIDY」の名前通り、グループウェアサービスの無料提供の
代わりに、利用者のサーバ、PCのCPUとHDDリソースの一部をグリッド
コンピューティングに利用させてもらう、というモデルなのです。

 

 

「GRIDY」を運営する会社は、無料グループウェアサービスと引き換えに
手に入れた大規模グリッドの仮想高性能計算機を別の研究機関や企業に
利用させることで、収益を上げるというものです。

 
世の中のコンピュータのほとんどは、ユーザが操作しないときはアイドル
してそうですし、もし世界中のPCのスクリーンセーバーで使われている
CPU能力を全て足し合わせることができたとすれば、とてつもなく大きな
仮想計算機ができるのではないかと思います。

 

 
今回はそれを商用に使うためのスキームが作られましたが、今後
ボランティアでCPUパワーを集めて、それでパソコンの普及していない
国や地域にパソコンを贈るなんてことができればすばらしいのでは
ないかと思ったりもしました。

 
それにしても、面白いビジネスモデルですね。
# 感心している場合ではないですが・・・
 
 
 

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