月別アーカイブ: 3月 2009

ハードディスクの健康診断

どうも、BMOです。

 
突然ですが、みなさんは定期的に健康診断を受診されているでしょうか?
日ごろから自分の体に関する数値を知っておくことで、体調の変化を
客観的な数値から読み取ることができます。

 

 

同様にパソコンの部品のハードディスクにも同様な体調(機械の調子
なので、機調?)診断機能があります。

 
S.M.A.R.T(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)と呼ばれる
もので、多くのハードディスクに内蔵される自己診断機能です。

 
具体的には、読み取りエラーの発生率や読み書き速度、モーターの起動・停止の
通算回数、出荷以来の通算の通電時間、ディスクが固定位置からずれた距離など、
数十件に及ぶ検査項目が用意されています。
これらの検査項目は、ATAおよびSCSIの仕様で定義されています。

 
この実績数値はハードディスク内にどんどん蓄積されていきますので、蓄積
された情報より、故障の兆候を予見してユーザに知らせたりすることが可能と
なります。

 
ちょうど、かかりつけのお医者さんが、定期健診の数値を見ながら、そろそろ
肝臓をいたわった方がいいよ、などと忠告してくれるようなものです。

 
ただ、人間は摂生により回復の見込みがありますが、機械部品の場合は
そういう警告がでた時点で、そのHDDがまだ動いている間に一刻も早く
バックアップを取るということになると思いますが。

 

 
ちなみに、S.M.A.R.T情報はOSではチェックしていませんので、無料・有料の
診断ツールをインストールして定期的に数値をチェックする必要があります。
無料のものも結構多く有りますので、一度検索して探してみられては
いかがでしょうか。

 
何事も予防が大切ですから、突然HDDが読めなくなって慌てることが無い様に
普段から大切なデータはバックアップすることを心がけましょう。
 
 
 

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BMOの初心者集まれ【第9回:パソコンの仕組み、その6】

どうも、BMOです。

 
パソコンの仕組みの説明もそろそろ終わりに近づきました。
最後は、実際にみなさんが使うプログラム(『アプリケーション』、または
略して『アプリ』と言われたり、ソフトウェアを略して『ソフト』と呼ばれる
ことも多いです)についてお話したいと思います。
以降は、呼び方を『ソフト』で統一します。

 

 
パソコンが動く最低限のハードウェアがそろって、その上でOSが稼働した状態で
はじめてパソコンを使う準備ができた状態になります。

http://www.bmo.bz/blog/?p=354

 

 
そこで、みなさんは何をしますか?

 
そうなんですね、OSだけあっても何にもできないのです。

 
結局パソコンを使って何か作業をするためには、その作業用のソフトを
準備する必要があります。

 
例えば、年賀状の文面をパソコンで作ろうと思えば、年賀状作成ソフトを、
メールをしたければメールソフトを、そしてインターネットでホームページを
見たいのであれば、ブラウザソフトを、という風にです。

 

それらのソフトは、目的に応じたプログラムの集まりで、みなさんの
行いたいことを指示してもらって(入力、といいます)、それに応じて
プログラムがCPUに計算させて、結果を返します。(出力といいます)
通常出力は、人間が見える形で画面に表示されて、必要であれば、その
結果をハードディス等に保存(セーブといいます)できるようになっています。

 
ちなみに、ハードディスクに保存されたものは、データと呼ばれ、通常は
保存したプログラムがないと中身は訳のわからない数字の羅列になっている
ことが多いです。

 

 
通常WindowsなどのOSをインストールすると、標準でいくつかのソフトが
導入されています。
お絵かきソフトや電卓ソフト、簡単な文字を書くソフトも入っています。
そして、もっと専門的なソフトが必要な場合は、市販されている目的の
ソフトを購入して、パソコンのハードディスクにコピーし、いつでもOSから
呼び出し可能な状態にします。

これがインストール(購入の部分は入りませんが)と呼ばれる作業に
なります。

 
すでに、このブログをご覧になっているかたは、何かのOSの上で動いている
ブラウザソフトを通じて見ていただいていると思います。

 
できれば、自分のパソコンに関して、今まで説明があった部分が具体的に
どこを指すのか、どの動きを示しているのか、時間があるときにでも考えて
みてもらえればうれしいです。より理解が深まるのではないかと思います。

 
それで、更に何か疑問がでたら、興味が湧いたら、是非インターネットを
通じで新たな情報を探してみてください。

 
このページがそのきっかけになれば、これほどうれしいことはありません。
 
 
 

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事業会社ということば

どうも、BMOです。

 
先日のコンサルタントをしている後輩との飲み会の席で、『事業会社』という
言葉が何回かでていました。

 

個人的にはあまり使わない言葉なので耳に残るものがありました。

 
へ理屈を言えば、法人は事業を行うために設立されるものなので、事業を行わない
会社なんて無いはずです。強いて言えば、事業を行わないために作られたペーパー
カンパニーぐらいなものでしょうか。

 
人はよく、自分の立ち位置を明確にするために、自分以外のものに対して新しい
カテゴリ(概念)を作り出して、それを言葉で具現化することで、自分と、自分以外の
ものの間に線を引いてしまうことがあります。

 

空気が読めない人にKYという名前を付ける事で、空気が読める側にいる自分達の
ポジションを明確にするとか、外国人という言葉で、そうではない『日本人』の
位置づけをおこなうとか。
(例がイマイチかもしれませんね)

 

 
そう考えると、コンサルタントは事業をしないということを自ら強く意識して
いるのかなと思ったりしました?

 
で、もしも彼らが言うところの事業会社の事業が、コンサルに入った人達から見て
自分達の事業ではなくて、『事業会社さんの事業』と位置づけられているとしたら
少し寂しい現実だなと思わざるを得ません。

 
私もコンサルタントを名乗らせてもらっておりますが、個人事業者としてコンサルが
自分の事業だと位置づけていますし(これはみなさんそうですね)、コンサルを行う
会社の事業も私の事業(な、はずはないので、と思うだけですが)と位置づけようと
する気持ちは多いのです。

 
その部分は、客観的に分析・アドバイスするためには敢えて、事業を行う側と、
それを冷静に分析する側を区別しなければならないという考え方も理解できるの
ですが、線を引かないとそれができないか、と言うのも疑問です。

 

 
『事業会社』という言葉一つで、いろいろ勝手な想像を膨らませてしまいましたが
個人的にどうもしっくりとこない言葉です。
 
 
 

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スーパーSEになろう!

どうも、BMOの池田です。

 

 
無事、法人化の目処も立ち、4月から本格的に法人としての活動を開始する
予定のBMOですが、その記念に首記の『スーパーSEになろう』のコーナーを
毎週金曜日のコーナーとして新設したいと思います。

 
なんて、格好のいい事を書きましたが、毎日のネタを考えるのが大変で
新しいカテゴリを決めておきたいな、というのが本音です。

 
加えて、過酷なIT業界で日々奮闘しているSEの方々のスキルアップのヒント
になれば、元SEの私にとしてもこれほどうれしいことはありません。

 

それにより、システム開発が少しでもうまくいく、発注者がよろこぶ、SEが早く帰れて
家族や恋人もよろこぶ、受注会社も利益がでてよろこぶ、なんてというプラスの連鎖が
生まれてきたら、なんていう妄想も懐きつつがんばってみたいと思います。

 

 
次回からは、以下のようなスーパーSEになるために必要なスキルや能力を
向上させるレシピを紹介していきたいと思います。

 
内容的には、高尚な理論ではなく、私が普段気を付けていること、或いは経験
からつかんだコツ、等を綴りたいと思います。

 

  • 合意形成能力
  • 見える化の技術
  • 問題解決能力
  • 理解力
  • 判断力
  • 行動力
  • 情報収集能力
  • ITスキル・IT専門知識
  • マインド
  • 論理的思考
  • 忍耐力
  • 観察力
  • コミュニケーション能力
  • 折衝能力
  • 段取り力
  • 場の盛り上げ力
  • etc.

 

このようなテーマを予定していますが、堅苦しくなくちょっとした気付きで
何かが変わる、そんな 『都合のよいレシピ』 をご提供できるように
心がけますので、新連載コーナーにご期待ください。
 
 
 

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IPv4の次はなぜv6?

どうも、BMOです。

 
みなさんはIPv6という言葉をご存知ですか?
なんて聞くと失礼ですか?

 
現在、一般にIPアドレスといえば、IPv4という仕様を指しますが、このIPv4
仕様に則って採番されるアドレスがそろそろ底をつきそうになってきて
います。
実際には、世界中でTCP/IPの通信を行っている機器の数は、IPv4で規定される
最大アドレス数をはるかに上回っているはずですが、NATなどのアドレス変換の
仕組みでなんとかしのいでいる状態です。

 
この状態を回避するために、IPv6という仕様(規格)が標準化されています。
この仕様では、地球上に住むすべての人間(約60億人)に対して1人につき
約30億個のアドレスを割り当てることができる設計になっていますので
実際には、当分の間アドレスが枯渇することはないと考えられます。

 
ただ、ここまで普及したIPv4の世界をIPv6に移行するには多くの作業負荷と
費用がかかるため、なかなか普及しないのが実情です。

 
ここまで、ざっとIPv6の紹介でしたが、一般知識として知っておいて頂ければ
十分かと思います。

 

 
今日、お話したかったのは、IPv6の仕様や機能についてではなく、IPv4の次は
IPv5という規格ではなくて、なぜIPv6になったかについてです。
個人的にはなんでだろうと思っていたのですが、偶然その疑問に答えてくれる
サイトを発見しました。

 
日経ITProの記事なんですが、
『IPv4の次はなぜIPv5じゃないの?』というそのままのタイトルの記事を
見つけてしまいました。

 
ここから以降は受け売りなので、詳細は以下のオリジナルページをご参照
ください。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20081215/321389/?ST=nettech

 
そのページによると、

 

——–
IPv4とIPv6の間に5番目のプロトコルが存在しています。それは「ST-II」(RFC1190)
という名称のプロトコルです。次世代IPとして開発されたものではなく,ストリーム
指向の実験的なプロトコルで,一般が利用するものではありませんでした。

 

 RFCが発行された時期はIPv4が1981年,IPv6は1995年です。ST-IIはその間の1990年に
RFC化されており,ちょうど二つのIPに挟まれた格好になっています。

 ——–

 
ということで、IPv5はしっかり存在していると言うことがわかりました。
個人的にはかなりすっきりしました。

 

既に、最新のVista、MacOS、LinuxではIPv6が採用されており、本格的普及は
じつはもうすぐそこまできているのかもしれません。

 

 
ちなみに、2008年中ごろにGoogleがIPv6対応のサイトを立ち上げています。
http://ipv6.google.com/

 
もし、みなさんのPCがIPv6対応であれば、上記サイトにアクセス可能なはずです
ので一度お試しください。

 
ちなみに、私の環境では、有線接続ではNG(ルータが対応していない)、イーモバイルを
つかった接続では無事見ることができました。

 
 
 

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