雑感」カテゴリーアーカイブ

クラウドに関する雑感 #2

どうも、BMOです。
 
クラウド=”もたざるIT”という事なのですが、それの持つ大きな
メリットの影にある、忘れてはならない危険性も良く考えておく
べきかと思います。
 
 
クラウドのベースとなるネットワークですが、だれがどこまで
保証するものなのかというのも考えるべきポイントかと思います。
 
 
例えは適切ではないかもしれませんが、トヨタのジャストインタイム
生産システムでは、中越地震や阪神大震災で社会インフラ機能が麻痺
した場合はジャストインタイムでラインが止まったりの影響を受けます。
 
実際に、そこそこの在庫を抱えたジャストインタイムでない自動車会社は
難を逃れたかというとそうではないと思いますが、物事は突き詰めれば
突き詰めるほど、脆さも際立ってくるというところがあると思います。
 
 
インターネットもネットワーク網は常に使える暗黙の社会基盤という
認識ですが、ある国がネットワークを遮断してまったり、サイバーテロが
発生して通信不能な事態が発生するとも限りません。
 
 
そうなった場合、効率最優先で企業活動における全てのITリソースを
クラウド化してしまった場合には、やはり脆さも顕在化すると思われます。
 
どこにバランスを置くのか知恵の出しどころだと思います。
 
 
ちなみに、書籍が100%電子化され、更にクラウド化が進み、ローカルPCに
書籍データが一切なくなってしまえば、焚書は簡単に実現されてしまう
という事を書いている人がいました。
 
そうかもしれませんねぇ。
 
 
 

クラウドに関する雑感

どうも、BMOです。
 
クラウドコンピューティングが注目されて久しいですが、これは
単なるバズワードではなくこれからのITの流れを変えていく大きな
流として捉えざるを得ない状況となってきています。
 
 
遅ればせながら、これから雑感ネタの枠を利用してクラウドについて
そのトレンドやそれに関するBMOの考えなどを書いていきたいと
思います。
 
 
第一弾として、GoogleがクラウドベースのOSによる印刷処理のために
『Google Cloud Print』を開発中というニュースです。
 
Google Cloud Printは、Google側でプリントジョブを受信し、そこから
プリンタ側にデータを送る仕組みです。
 
現在はGoogle(クラウド側)からのデータを直接受け取ることのできる
プリンタが存在しないため、PCにプロキシーソフトを入れてそれを
経由して印刷を行うようです。
 
今後Googleは通信プロトコルやAPIを公開し、プリンタメーカーと共同で
Google Cloud Printに対応したプリンタを開発していくとの事。
 
 
全ての処理が雲の中で完結すれば良いのでしょうが、どうしてもリアルな
媒体とI/Oしなければならないときは、その機器とクラウドとの間に
インターフェースが必要となります。
 
 
Google Cloud Printも本来は、PDF変換してクラウド上のデータとして
保存しておくだけでいいのかもしれませんが、どうしても紙媒体を手に
したいという要望は根強くあるんでしょうね。
 
それはよくよく考えると我々ユーザ側の意識変革が無いとどうしようも
ない事なのかもしれませんし、無駄な資源を出さなくするためにも
是非とも必要な変革なのかもしれません。
 
 
 

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Googleのパックマンタイトル

どうもBMOです。
 
私の不徳の致すところで、タイミング的にはちょっと遅れて記事を書いて
いるので、タイムリー感はないですが5/22,23限定でGoogleトップページの
ロゴが、パックマンの誕生30周年を記念してゲームになっていました。
 
 
私もつい遊んでしまったのですが、なかなか好評のようで、結局以下の
サイトで継続して公開されています。
 
http://www.google.com/pacman/
 
 
まだ、遊んでいない人は是非上記サイトで少し暇つぶしでもしてみて
ください。
 
 
それに関連してなのですが、米国の調査会社が面白い事を調べたようです。
 
実は、今回のGoogleパックマンロゴの経済損失は1億2048万ドルで、世界で
481万時間を費やしてしまった、というのです。
 
 
これは、遊べるパックマンロゴのせいで、Googleページの滞在時間が伸びて
いるという統計から、全世界の利用者の時間損失を出したもののようです。
 
 
 
それにしても、Googleは面白いことをしますねぇ、感心します。

パックマン、本当によく出来ていますよ。

  
 
 

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人工細菌の作成に成功

どうも、BMOです。
 
自己増殖をする「人工細菌」を作ることに、米のチームが初めて成功した
というニュースを見ました。
 
 
生物学的な知識はあまり持ち合わせていないので漠然としかわかりま
せんが、これが成功したからと行って、人間が未知の生物を人工的に
作り出せるようなSFチックな世界に飛躍することはないだろうなとは
思います。
 
ただ、研究の方向性として当然ながら上述した様な事を念頭において
地道な基礎研究が続けられているのであろうという事は想像できます。
 
 
クローン技術についても、倫理的な観点から人のクローンについては
いろいろな禁止事項があり、様々なところで、様々な立場の人達が議論
していますが、実際に羊のクローンを作ることが研究の最終目的ではなく、
禁止されていない範囲で実施されている研究のゴールは人のクローンを
作るための技術なのかもしれません。
 
 
倫理的な観点を置いておけば、一番高度な生物とか一番進化した生物とか
言われる(いろんな意見があるので『言われる』で)生物であり、研究者
自身も属する人類に応用するというのが、研究者の究極の目的であるように
思います。
 
前者は、究極の学術的研究対象として、後者は、人類への貢献という
ある種の使命の対象として。
 
 
究極の研究ゴールがある限り、紆余曲折を経つつも一歩一歩そのゴールに
向かうのだろうか、と思うと少し恐ろしい気がします。
 
 
かなり突飛な発想かもしれませんが、どうしてもそのように生きてしまう
人類ですが、それも人類という生物の特性の一つとして捉えるなら、地球
上の一生物として、今後も地球上で適応していけるのか、淘汰されるかは
地球という系が判断する事なのかもしれません。
 
 
 

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GPSについて

どうも、BMOです。
 
前回雑感で予告した、iPhoneのGPS機能を使った
『ここは何町何丁目? (仮称)』サービスですが、雑感というカテゴリも
変なので明日のIT全般ネタにまわすことにして、今回はGPS自体に
ついて、徒然なるままに私の思いを書いてみたいと思います。
 
 
一番の素朴な疑問としては、そもそもGPSはアメリカが軍事用に打ち
上げた衛星を利用した位置測定システムなのに、なぜ民生用にも広く
利用されるんでしょう?
 
 
Wikipediaには、2000年までは敵軍に利用されないようにするため
わざと誤差データを加える事をしていたのに、2000年5月から米国が
GPS技術を広く役立てて欲しいという趣旨で、その誤差データの
加える操作を解除したとあります。
 
それにより、民間でもその有用性から、どんどん使われるようになった
のだと思います。

 

解除した理由としては、たぶんですが、米軍ではもっと精度の高い位置測定
システムが出来上がったので古いシステムを使っていいよ、という風にしたのかも
しれません。
 
 
更に邪推をすると、広くGPSを使わせておいて、有事の際はわざと
精度を落とす等撹乱に使用するという事も考えられますね。
 
そうなれば、地域毎に精度の変化がつけられればいいですが、全世界
一斉に誤差が100mとかになってしまうと、世界中で問題が発生する事は
容易に想像がつきます。
 
 
民間の車のカーナビの精度が悪くなるぐらいならまだしも、業務用に
使われている航空や船舶のGPSや地震予測等の科学技術に応用されて
いる場合など、深刻なダメージになります。
 
 
GPSはとても有用なシステムなので、今後もどんどん利用範囲が広く
なっていくと思いますが、その根本として誰かが保証した未来永劫
続く仕組みではない事をどこかで意識しておく必要もあると思います。
 
 
 

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