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自動学習でメール誤送信抑止

どうも、BMOです。

 

電子メールの送受信履歴を自動で学習・分析することで、誤送信を事前に
検知・防止する技術をNRIが開発した、という記事を見ました。

 

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/01/news007.html

 

FAXやメールの誤送信は機密保持の観点からも、起きてはならない事ですが
なかなか防止は難しいですよね。

 

私も、勤め人時代にこの手の誤送信防止の対策に関わった事がありますが
当然利便性とのトレードオフになりますし、その効果の程も犠牲にした
利便性に対して意味あるものなのか、という疑問も常につきまとって
いました。

 

 
Googleのメール送信直後のキャンセル機能や、深夜の思い込みメールを
送る事を防止するために、簡単な計算式を解かないと送信できない機能など
ちょっと軽めなツールから、今回のような大掛かりな仕組みを導入して
行う手段まで、これまで以上にいろいろな方法が取られるのだと思います。

 
ただ、いくら大掛かりにしても、間違いをなくす事はできないという
点では、制限を最大限にして利便性を奪ってしまうしかないのかもしれ
ません。

 

 

それで破綻しないように、対象データのセキュリティレベルを正しく
峻別できる仕組みが一番肝要なんでしょうね。
 
 
 

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クリックジャッキング

どうも、BMOです。

 

久しぶりに、セキュリティがらみの話題です。

 

タイトルにあるように、クリックジャッキングというブラウザ攻撃の
手法です。

 
簡単に言ってしまうと、通常のページ透明なボタンを配置して、ユーザが
通常のページを操作しているように思っていても、実際は裏で別の
処理がなされる、というものです。

 
この攻撃の特徴は、次のようなことが挙げられれます。

・JavaScriptの利用を必要としない

・複数のWebブラウザに影響がある

・何度もクリックさせることが可能

 

 

現在、ブラウザの供給者やFlashを提供しているAdobeなどが順次対応して
いるということですが、それにしても悪いことを考える人はいろいろな
アイデアを考え付くものですね。

 

折角のアイデアとエネルギーをよい方向に使えないものなんでしょうかね。。。

 

個人的には残念でなりません。
 
 
 
 

  

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BMOの初心者集まれ【第24回:インターネットの仕組み、#14】

どうも、BMOです。

 

インターネットの仕組み、というテーマからセキュリティに関する
話題が続いていますが、少しずつインターネットの仕組みというテーマ
から乖離してそうな気はしています。

 

 

ですが、もう少しだけ横道にそれてしまいたいと思います。

 

 

 

インターネットでは、日々新しいセキュリティの脅威が報告されており
その対応も日々行われています。

 

ただ、皆さんのパソコンにインストールされているプログラムは、
何もしなければインストールされた時点のままです。
万一、そのインストールされた時点のプログラムに弱点があって
悪い人に悪用される危険性があることがわかった時に、打つ手はあるので
しょうか?

 
実は、マイクロソフトはじめ、大手のソフトウェア会社は、自社のソフトで
そのような危険性が発見された場合は、インターネットを通じて最新の
プログラムを配信することがあります。

 

これは、自動アップデートと呼ばれたりします。
マイクロソフトで言いますと、WindowsUpdateやMicrosoftUpdateと呼ばれる
機能がそれにあたります。

 
プログラムによっては、パソコン側の情報を外部に持ち出してしまうような
危険性もありますので何から何まで、自動アップデート機能をONにする事は
危険ですが、少なくともOSレベルの自動アップデートは有効にしておくべき
だと思います。

 
それと、当然ながらウィルスチェック用のソフトの最新化も必要ですね。
 
 

 
 

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BMOの初心者集まれ【第22回:インターネットの仕組み、#12】

どうも、BMOです。

 

今回も引き続き、インターネットのセキュリティに関する話題です。

 

テーマは『ファイアウォール』です。
皆さんは外出時、見知らぬ人が勝手に家に入ってこないように、ドアや
窓に鍵をかけると思いますが、インターネットにつながっているパソコンも
油断すると勝手に他人が忍び込んできたりします。

 

世の中の泥棒の被害と同じように、ちょっとでも鍵をあけてたらすぐに
泥棒にはいられるというようなレベルではないので、インターネットに
つないだからといって、すぐに誰かが侵入してくるものでもないので
徒に不安を煽るわけではないのですが、日ごろから気をつけておくに
越したことはありません。

 
で、家の鍵に相当するようなものが、『ファイアウォール』と呼ばれる
もので、直訳すると防火壁です。

 
火の進入を食い止めるということで、インターネットを通じた被害を
食い止める壁のような役割という意味だとお考えください。

 
最近のWindowsには、Windowsファイアウォールという機能があり、Windowsが
導入された時点で、外部からの進入を標準で防いでくれるようになって
います。

 

 
基本的にパソコンを購入した場合は、この機能は有効になっていますが
一部のプログラムをインストールする際に、無効にしないと導入がうまく
いかない場合に、手順でこのファイアウォールを無効にする手順になって
いるものもあります。

 

そんな場合は、必ず有効に戻しておくようにしておきましょう。

 

 

大切なキーワードなので覚えておいてくださいね。
 
 
 

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BMOの初心者集まれ【第20回:インターネットの仕組み、#10】

どうも、BMOです。

 

インターネットのセキュリティの仕組みについて、ここから数回に
渡り説明していきたいと思います。

 
先ずは、認証のお話から。

 

インターネットでは使っている人の顔がみえませんので、使っている
人が本人かどうかを確認する必要があります。

 

その本人かどうかを確認する技術が認証技術と呼ばれるものです。
通常、よく使われるのが、ユーザIDとパスワードで認証を行う
ものです。

 

ユーザIDというのは、ユーザをひとりひとり区別するために割り当て
られる番号みたいなものです。銀行でいうと口座番号のようなもの
です。
それに対してパスワードは、その人しか知らない数字や文字で、
銀行でいうと、キャッシュカードの暗証番号に相当します。

 
最近のインターネットサイトでは、安全性を高めるため数字とアルファベットを
交えたものをパスワードにしてくださいと言われたりしますが
単に数字だけで桁数が少ないものですと、総当りで見破られたりする
可能性もありますので、極力数字とアルファベットを組み合わせて
最低6文字、できれば8文字程度がよいかと思います。

 
それと、パスワードに関しては、忘れやすいのでほとんど統一して
いるという方もいらっしゃるかもしれませんが、それは避けた方が
いいと思います。

 

パスワードの管理に関しましては、それぞれのサービス提供者が
責任を持って管理しますが、管理のレベルも信頼性千差万別です。

 

なので、セキュリティレベルの低いサイトに登録していたパスワードが
もれる事で、お金に関係するような大切なパスワードも一緒にもれて
しまうということが無いように、最低でもインターネット上のあまり
重要でないサービスを受けるときのパスワードと、インターネット
バンクや、ネット証券などお金が絡むような大切なサービスの
パスワードは別にしておくことをお勧めします。

 
ちなみに、ワンタイムパスワードや使い捨てパスワードと呼ばれる
自動的にパスワードを発生させる機器を貸与してくれるサービスも
あります。その場合は毎回パスワードが変わりますので、万一
パスワードがもれた時にでも安心です。
(次回は違うパスワードになるので)

 

また、個人的には、ブラウザの自動パスワード補完機能はあまりお勧め
できません。

 
ブラウザがパスワードを覚えているので、他人がその人のPCを
操作しても、パスワードを自動入力してくれるので、便利ですが
危険です。

 

少なくとも、上記のような大切なサービスのパスワード保管は
やめておいた方がいいと思います。

 

 

寂しい話ですが、実際の世の中もインターネットの世界も自分の身は
自分で守らないといけない世界ですので、面倒でもセキュリティに
関してはちょっとした手間を惜しまないようにしましょう。
 
 
 

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