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昆虫の脳がロボットを動かす

どうも、BMOです。

 
先日の新聞記事にすごい記事が掲載されていました。

 
それは、カイコガという虫の雄が、雌のフェロモンに引き寄せられる
性質を利用して、カイゴガの脳に電極を差して脳の出力系の信号を
読み取り、ロボットを目的のフェロモンの発生源に到達させるという
研究についてでした。

 
実際に、カイコガの雄の脳がコントロールするロボットが確実に
フェロモンの発生源を特定することができるらしいです。

 
昆虫の脳は単純で、特定の刺激以外にはあまり反応せず、逆に特定の
刺激にたいしてはとても敏感に反応するので、
「高機能・シンプル・低コスト」なセンサーとして利用可能なのだそうです。

 
こちらの東大の研修室で研究されています。
http://www.brain.imi.i.u-tokyo.ac.jp/research_new/bio-machine.html

 
また、もう少し分かりやすく研究内容を紹介した記事がこちらに
掲載されています。
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001104

 

 

 

それにしても、生体(生虫?)とロボットの融合なんて、SFのような話ですが
実用化されるのも近い将来の話かもしれません。

 
ただ、個人的には、虫とは言え、一寸の虫にも五分の魂、という言葉が
あるように、虫の脳を単なるセンサーと捉えることには、なかなか
複雑な気がします。

 
結局、テクノロジーと倫理の問題は、新しいテクノロジーが出る度に
そのテクノロジーを生み出すと同じぐらいの知恵を倫理検討に割り振らないと
とんでもないことになりそうに思います。

 

 
ちなみに、私の周りにいる人の脳をセンサーとして使うと

・問題プロジェクトのにおいに引き寄せられるセンサー

・美味しい食事とお酒のにおいに引き寄せられるセンサー

・一攫千金という音の響きに引き寄せられるセンサー

なんていうセンサーを開発できそうですね。

 

# 虫の脳の精度には到底及ばないかもしれませんが。。。

 

 

ちなみに、エネルギー源としてアルコールが必要だったりします。
 
 
 

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