BMOの初心者集まれ【第8回:パソコンの仕組み、その5】

どうも、BMOです。

 
前回はOSの話をしますといいながら、ノイマンという数学者がハードウェアと
ソフトウェアを分離することを考えたことを話ました。

それにより、ソフトウェア(プログラム)次第で、計算機の物理的な回路を変更せずに、
目的にあった様々な計算をさせられるようになり、それが皆さんが普段使っている
パソコンの原点となったのです、というような話をしました。

(覚えてますか?)

 

 
ハードウェアだけでは何もすることができないので、先ず最初に実行される
プログラムがあって、それがOSと言われるものなのです、というところまで
お話をしたかと思います。

 
では、どうして最初から使いたいプログラムだけを実行させないのでしょう?

ワープロを使いたければ、ハードウェアのスイッチを入れて、いきなりワープロ
ソフト(キーボードから打ち込まれたデータを画面にだしたり、印刷したり、
保存したりできるプログラム)を動かせばいいですよね。

 

だって、通常OSが起動しても、特に何というわけではなく、パソコンは次に
何を指示してくれるのかな?ぐらいの感覚でじーっと指示を待ち続けます。

 

 
でも、ゲーム機のように、いきなり決まったソフト(例えば、ワープロソフト)が
立ち上ったら、次に表計算ソフトを動かしたいときは、いったんパソコンの電源を
切って別の表計算ソフトが入っているハードディスクやカートリッジを持ってきて
再度電源を入れなおす、というようなことをしなければならなくなります。

 
ここで、OSがあると、OS自体は何もしなくても、ワープロが使いたいなとなれば
OSはワープロソフトが登録しているハードディスクからプログラムを呼び出す
ことができれば、いくつものソフトを立ち上げることができます。

 

今のOSは、ワープロが動いているからといって、表計算を立ち上げ
ると問題かというと、決してそんなことはなく、画面の右側でワードで文章を
書きながら、逆の半分で表計算をするということも簡単にしてくれます。
(それも、どちらかが動いているときはどちらかが止まっているというような
ものではなく、一緒にでも動くことができます。)

 

実は、そのプログラムを複数立ち上げたり、同時に複数のプログラムを稼働
させたりするのがOSの大きな役割です。
その他にもOSは、使う人が本人であるかを確認したり(これをログインといいます)
他のコンピュータとデータを共有したりする機能も提供します。

 

 
そのためにもOSは縁の下の力持ちとして必要不可欠なもので、パソコンを
立ち上げると、誰よりも早く実行されて、いつでも指示を待つ状態になるのです。

 

 

 
ちなみに、Windows(ウィンドウズ)、Mac(マック)、Linux(リナックス)とかは
それぞれOSの種類を表すもので、できることは良く似ていますが、それぞれに
特徴を持った操作性があり、プログラムも特殊なプログラムでない限り
それぞれのOSに適したプログラムでないと実行ができなくなっています。

 

 

いかがでしたか?OSって、こんな役割を持っていたんだ、といえるぐらい
イメージがわきましたでしょうか?
 
 
 

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