【発見】
4.みずから潔うして他の汚濁を洗い、清濁あわせいるる量あるは、
水なり。
【その心】
コンプライアンスの問題以前に、当然ながら『汚濁』と例えられる
ものが、法に触れる様な正しくないことであれば、あわせいるる量は
持ち合わせてはいけないのは当たり前です。
ただ、ここで言う『汚濁』というのは私は、システム開発の世界で
いうと、他チームで発生した問題点・課題だと捉えるとよいと思います。
プロジェクト推進に影響を及ぼすような問題を発生させたチームが
あった場合、自チームは潔癖であればあるほど、問題を発生させた
チームを責める傾向があります。
しかしながら、プロジェクト完遂を考えると、他チームで発生した
『汚濁』も一緒になって洗い、自チームも泥を被りながらも協力して
ゴールを目指す姿勢も、スーパーSEには必要だと考えます。
当然ながら、スマートさには程遠く、自分のみならず自チームメンバー
も泥まみれにしてしまう事もあるかもしれませんが、チーム一丸と
なって、清濁あわせいるる量のあるチームはプロジェクト成功のために
何事にも代え難い大切なチームだと思いますし、それを率いることが
できる人こそ、スーパーSEと言われるものだと考えます。
【一言】
自ら潔うして、というのがポイントですね。単に、清濁併せ呑むだけ
だと、優柔不断とか決断力がないとか言われてしまいますから。