日別アーカイブ: 2010 年 6 月 2 日

クラウドに関する雑感 #2

どうも、BMOです。
 
クラウド=”もたざるIT”という事なのですが、それの持つ大きな
メリットの影にある、忘れてはならない危険性も良く考えておく
べきかと思います。
 
 
クラウドのベースとなるネットワークですが、だれがどこまで
保証するものなのかというのも考えるべきポイントかと思います。
 
 
例えは適切ではないかもしれませんが、トヨタのジャストインタイム
生産システムでは、中越地震や阪神大震災で社会インフラ機能が麻痺
した場合はジャストインタイムでラインが止まったりの影響を受けます。
 
実際に、そこそこの在庫を抱えたジャストインタイムでない自動車会社は
難を逃れたかというとそうではないと思いますが、物事は突き詰めれば
突き詰めるほど、脆さも際立ってくるというところがあると思います。
 
 
インターネットもネットワーク網は常に使える暗黙の社会基盤という
認識ですが、ある国がネットワークを遮断してまったり、サイバーテロが
発生して通信不能な事態が発生するとも限りません。
 
 
そうなった場合、効率最優先で企業活動における全てのITリソースを
クラウド化してしまった場合には、やはり脆さも顕在化すると思われます。
 
どこにバランスを置くのか知恵の出しどころだと思います。
 
 
ちなみに、書籍が100%電子化され、更にクラウド化が進み、ローカルPCに
書籍データが一切なくなってしまえば、焚書は簡単に実現されてしまう
という事を書いている人がいました。
 
そうかもしれませんねぇ。