どうも、BMOです。
前回雑感で予告した、iPhoneのGPS機能を使った
『ここは何町何丁目? (仮称)』サービスですが、雑感というカテゴリも
変なので明日のIT全般ネタにまわすことにして、今回はGPS自体に
ついて、徒然なるままに私の思いを書いてみたいと思います。
一番の素朴な疑問としては、そもそもGPSはアメリカが軍事用に打ち
上げた衛星を利用した位置測定システムなのに、なぜ民生用にも広く
利用されるんでしょう?
Wikipediaには、2000年までは敵軍に利用されないようにするため
わざと誤差データを加える事をしていたのに、2000年5月から米国が
GPS技術を広く役立てて欲しいという趣旨で、その誤差データの
加える操作を解除したとあります。
それにより、民間でもその有用性から、どんどん使われるようになった
のだと思います。
解除した理由としては、たぶんですが、米軍ではもっと精度の高い位置測定
システムが出来上がったので古いシステムを使っていいよ、という風にしたのかも
しれません。
更に邪推をすると、広くGPSを使わせておいて、有事の際はわざと
精度を落とす等撹乱に使用するという事も考えられますね。
そうなれば、地域毎に精度の変化がつけられればいいですが、全世界
一斉に誤差が100mとかになってしまうと、世界中で問題が発生する事は
容易に想像がつきます。
民間の車のカーナビの精度が悪くなるぐらいならまだしも、業務用に
使われている航空や船舶のGPSや地震予測等の科学技術に応用されて
いる場合など、深刻なダメージになります。
GPSはとても有用なシステムなので、今後もどんどん利用範囲が広く
なっていくと思いますが、その根本として誰かが保証した未来永劫
続く仕組みではない事をどこかで意識しておく必要もあると思います。