日別アーカイブ: 2009 年 5 月 22 日

スーパーSE #10:判断力

どうも、BMOです。

 
なんだか、スーパーSE講座ばっかり書いているような気がしています。
まぁ、その他の記事も一緒なんですが(笑
で、今回は判断力についてです。

 

 

ここで取り上げたいのは、そもそも白か黒かはっきりしているモノに
対して、適切な判断が出来ない状態の改善ではなく、どちらもグレーで
あったり、トレードオフ状態のものをどう決着させるかの局面の判断を
イメージしています。

 

前者の白黒はっきりしているものに対して、白を黒だと判断してしまう
場合は、そもそも基礎能力がないか、向いていないかなので、この場で
扱うテーマとしては外したいと思います。

 

 

後者の、考えれば考えるほど判断の迷路に入ってしまいがちな状態から
どう脱出するかというところについて少しお話したいと思います。

 
結論から先に言ってしまいますと、経験と知識を備えているあなたが
AだろうかBだろうかと判断に迷うぐらいのものであれば、どっちを
選んでもいっしょです。
(しつこいようですが、上記の前者のパターンではないと想定して
 話をしていますので。)

 

更に、どちらかを選べずに作業が停滞するリスクの方が、誤った
(と言っても、致命的な誤りではないはず)方を選択して、それを
修正する場合のリスクよりも大きいと考えます。

 

 
結局、判断が出来ないのではなく、決断が出来ないのではないでしょうか?

 

 

だって、明らかに、Aがいい、Bがいいの理由がはっきりしている場合は
あなたに判断を求めたりはしないはずです。
Aでいく、Bでいくの了解を得るだけでしょうから。

 
だから、判断をするのではなく、決断をするのだというスタンスで
取り組めば、スピード感も向上しますし、判断に要する体力の消耗も
少なくて済むはずです。

 
ここで大切な事は、選択対象となったそれぞれの案に対しての自らの
評価内容は明確化(明文化)しておくべきだという事です。

 

それは、決断をした人が説明責任を果たすために必要不可欠なもので
あり、万が一、軌道修正が必要となった時の修正指標になるはずです。

(実際に起こったことが、貴方の評価内容と乖離するものであれば、当然
 その部分を再評価し、別の方法の選択を検討しなければなりません)

 

 

この点をしっかり押さえていれば、あなたはスーパーSEとしてタイムリーで
適切な判断を行うことができると思います。
 
 
 

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