日別アーカイブ: 2009 年 4 月 17 日

スーパーSE #05:情報共有のポイント

どうも、BMOです。

 
予定では、今回情報収集能力について書くつもりでしたが、その前に
情報共有のポイントということで、最近ふと気づいた点について
お話させてください。
(ということで、次回は、情報収集能力がテーマです。)

 
で、何に気付いたかというと、顧問の税理士さんと会話の中で、
税理士さんが言われたちょっとした一言がヒントになりました。

 
その会話というのが、要約すると、税理士さん曰く、
会社の経理に関する情報は当然ながら適切に連携してもらう必要が
あるけれども、直接税務に関係のないと思われるような日常の話も
是非いろいろ聞かせてほしいというような事でした。

 
それが、いい仕事をする上においてとても大切なんだと。

 

 

では、SEにとって必要な情報、必要でない情報って何でしょうか?

 

よくよく考えると、『必要でない情報なんてどこにもない』んじゃない
かなと思えたりします。

 
例えば、誤った情報だったとしても、今晩飲みに行く先のお店の割引きの
情報だったとしても。

 
情報提供者との間に何か関係がある中での情報であれば、受け取る側の
意識次第で、情報が誤って伝わった原因を通じて、情報伝達ルートを
改善できたり、緊急連絡先の目処が付いたり、仕事の込み具合を推し量る
ことができたりする可能性も無いとは言い切れません。

 
ちなみに、この理屈を、東阪にわかれた大規模プロジェクトのコミュニ
ケーションはなかなかうまくいかない、という経験則に則って解釈して
みるとこんな風になります。

 
先ず、一番に問題となるのは必要な情報が伝達、共有されないという
問題です。

 
これは、一度でもそういう経験をしたメンバーがいれば、ツールや各自の
意識ですぐに改善できるものです。

 
ただ、それでもうまくいかない場合も多々あるのも現実です。
そこではたと気付いたのが、次の点です。

 

上記では必要な情報”しか”伝達されないのが問題なのではないかと
考えます。

 

言い換えれば、必要な情報の周りにある、状況だったり、その情報導出の
背景であったり、というような付属情報が、長距離の情報伝達経路では
欠落してしまいがちなのです。

 

なかなか、東阪離れて雑談もしづらいと思いますので、スーパーSEとも
なれば、必要な情報をタイムリーに伝達する情報経路の確立はいうまでも
無く、その他にも、形式化されない、一見無駄と思われるような情報に
ついても、積極的に媒介となる努力が必要ではないでしょうか。

 

 
だって、みなさんも実際会って話をしたら、瞬く間に溝が埋まったという
経験をお持ちだと思います。

 
そこで、伝わっているのは業務上必要とされる情報ではなく、本来
伝わらなくてもよいと考えられている情報が主ではないんでしょうかね。
 
 
 

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