日別アーカイブ: 2009 年 4 月 16 日

最新のグループウェアサービス

どうも、BMOです。

 
今回はグループウェアサービスについてお話したいと思います。

 

 

グループウェアで有名なところでは、Notes/Dominoであったり
サイボウズであったりすると思いますが、最近ではユニークな
グループウェアが登場してきています。

 
その中の一つが、「GRIDY」というサービスです。
http://gridy.jp/portal/index.html

 

上記ページのサービスを見ると、マイページ、タイムカード、
電話メモ・所在、アドレス帳、Webメール、スケジュール、
設備予約、ファイル共有、プロジェクト管理、その他いろんな機能が
SaaSで提供されるようです。

 

何より特徴的なのは、これが全て無料で利用できるのです。

でも、『タダより高いものは無い』、タダの理由は何なんだ、何故
タダにできるんだ、という疑問が湧いてきて当然だと思います。

 

私が紹介したかったのは、単なる無料のグループウェアがあるよ
ということではなく、タダで提供できるビジネスモデルが面白いなと
思ったからです。

 
そのビジネスモデルは、グループウェアを利用する際に、各サーバや
クライアントに、あるエージェントソフトを入れることが必要条件であり、
そのエージェントソフトを使うことで、サービス提供者はグリッド
コンピューティングを実現することができるというものです。

 

 

要するに、「GRIDY」の名前通り、グループウェアサービスの無料提供の
代わりに、利用者のサーバ、PCのCPUとHDDリソースの一部をグリッド
コンピューティングに利用させてもらう、というモデルなのです。

 

 

「GRIDY」を運営する会社は、無料グループウェアサービスと引き換えに
手に入れた大規模グリッドの仮想高性能計算機を別の研究機関や企業に
利用させることで、収益を上げるというものです。

 
世の中のコンピュータのほとんどは、ユーザが操作しないときはアイドル
してそうですし、もし世界中のPCのスクリーンセーバーで使われている
CPU能力を全て足し合わせることができたとすれば、とてつもなく大きな
仮想計算機ができるのではないかと思います。

 

 
今回はそれを商用に使うためのスキームが作られましたが、今後
ボランティアでCPUパワーを集めて、それでパソコンの普及していない
国や地域にパソコンを贈るなんてことができればすばらしいのでは
ないかと思ったりもしました。

 
それにしても、面白いビジネスモデルですね。
# 感心している場合ではないですが・・・
 
 
 

タグ , , , ,