日別アーカイブ: 2009 年 4 月 5 日

BMOの初心者集まれ【第12回:インターネットの仕組み、#2】

どうも、BMOです。

 
今回は電子メールの仕組みについて2回に分けてお話します。
電子メールの仕組みを分かりやすく説明するために、ここでは郵便物に
例えて次のような流れでお話を進めていきたいと思っていまして、
第1回目は、手紙を出すところまでをご説明します。

 
1.手紙を書く
 ↓
2.手紙を投函する(今回はこの部分まで)
 ↓
3.手紙を配達してもらう
 ↓
4.手紙を受け取る

 
では、先ず手紙を書きましょう。

 

 

一般的な手紙では、便箋とペンで手紙を書きます。
電子メールの場合は、電子メールソフト(メーラーと呼ばれたりもします)
を立ち上げて、メールの新規作成を行うことでメールを書きます。

 
電子メールソフトは、Windowsには、OutlookExpressやWindowsメールという
ソフトが標準で付属します。

 
封筒に書くあて先は、以降で説明する相手の電子メールアドレスという
文字列を指定します。最近では、メアドと呼ばれていますね。

 

 
次に投函ですが、これはメールソフトの『送信』ボタンを押すこととで
メールが投函(送信)されます。

 
正しくメールが投函されるためには、初回にメールソフトを立ち上げた際の
初期設定をきちんとしておく必要がありますが、それは以下の手紙を配達して
もらう、のところで触れたいと思います。
(多分、メール初期設定は、プロバイダなどが作った、登録の手順の説明資料に
 沿って行ったと思います。)

 
さて、ここからが、今回の説明のメイン、手紙(電子メール)を投函(送信)
する際の仕組みについてのお話です。

 
この内容をざっと理解してもらえると、メールソフトの初期設定内容が
だいたいこういうことを設定しているんだな、ということがイメージできると
思います。
では本題に入っていきます。

 

 

 

みなさんは、手紙を出すときには最寄のポストか、郵便局に行って手紙を
投函すると思いますが、電子メールも同じように郵便物を受け取ってくれる
『電子メールサーバ』というものがインターネット上に多数存在します。

 

 

通常の郵便は有料の切手さえ貼れば、だれでも、どこのポストにでも
投函できますが、インターネット上のメールは無料で切手は要りませんが、
その代わり、メールを出す先(電子メールサーバ)は固定となります。

 

なぜ固定なのか、について説明するためには、先ず電子メールアドレスについて
説明します。

 

 

インターネットの電子メールでは送付先住所は『メールアドレス』と呼ばれ、
例えば、 xxxx@bmo-inc.co.jp というような形式の文字列になっています。
(@は本来半角ですが、ここでは全角になっています)

 
@はアットマークと呼ばれ、@以降の bmo-inc.co.jp 部分がドメイン名と
呼ばれるインターネット上の住所を表しています。

 

 

xxxx@bmo-inc.co.jp というメールアドレスは、bmo-inc.co.jpという
インターネット上の町に住んでいる、xxxx さんという人を表すイメージに
なります。

 

 

ちなみに、bmo-inc.co.jp という町には、住人を名前(xxxx部分)だけで判断
しますのでxxxxさんは一人だけしか登録できません。
メールアドレスの登録時に、その名前は既に使われています、といわれる場合が
あるのは、このように同じ町(ドメイン)に同一名が複数登録できないから
です。

 

 
話を元に戻しますと、電子メールは無料(通信料は別)で送信することができ
ますが、送信を行うメールサーバは送信する人の地元のサーバ(同じドメインの
メールサーバ)を使うことが通常なので、メールサーバが固定になるのです。

 

一つの理由に、悪い人が無料であることをいいことに、電子メールをばら撒く
ことがないように、メールを送信する際に、自分の住人であるかどうかを、
パスワードで確認しています。事実上、そのパスワードが登録されている自分の
ドメインのメールサーバしか使えないというのが現実です。

※:以前は、送信は認証なし(自由)、受信だけは他人にメールを受け取られないように
  パスワードで認証ということでしたが、最近はだれでもどこでもメールを送信する
  ことは、事実上難しくなりました。 

 
メールの初期設定で、送信メールサーバ(SMTP)というような欄があったと
思いますが、これが上記のメールサーバを示すところです。
また、パスワードも入力したと思いますが、これも上記の理由によるものです。

 

 

送信用のメールサーバとパスワードが正しく設定されていれば、メールソフトの
送信ボタンで、あなたのメールは無事、指定のメールサーバに渡されて、送信先に
指定したメールアドレスの相手まで配達されるはずです。

 

 
配達の仕組みと受け取りの仕組みは、次週ご説明します。
 
 
 

タグ , , ,