日別アーカイブ: 2009 年 3 月 1 日

BMOの初心者集まれ【第7回:パソコンの仕組み、その4】

どうも、BMOです。

 
パソコンの仕組みについて、あれこれお話しておりますが、すでに
第4回となりました。

 
今回は、OS(”オーエス”と読みまして、オペレーティング・システムの略です)の
お話です。

 
今までに、パソコンにはCPUと呼ばれる計算を専門にする部品と
その部品に次に何をしたらいいのかを教えたり、CPUが計算した結果を
一時的に覚えたりするメモリという部品と、最後に、メモリは電源を
切るときれいさっぱり覚えたことを忘れるので、電源を切っても
いろんなことを覚えておけるハードディスクで成り立っていると
いうお話をしてきました。

 
こう書くと、かなりシンプルな仕組みに見えますが、大筋間違っていない
と思いますので、このイメージを持っておいて頂けると全体的なところが
おぼろげながらでも見えてくるのではないでしょうか。

 
でも、この登場人物(正確には登場部品?)だけでは、パソコンはウンともスンとも
言いません。
みなさんも大体想像がつくと思いますが、もう一つ大事な要素として
部品ではないのですが、『プログラム』というものが必要なのです。

 
最初に書いた部品達は、形あるもので、見ることや触ることができるので
『ハードウェア』、それに対してプログラムは目に見えるものではあり
ませんので、『ソフトウェア』と呼ばれます。

 
このハードとソフトが組み合わさらないと、パソコンは動作しないのです。
ちなみに、こういう計算機の動作原理を考え出したのが、ノイマンという
数学者です。
一時期、このノイマンさんが考えた計算機の方式を超える、非ノイマン型の
コンピュータを作るのだ、と世界が躍起になったことがありましたが
その成果は、世の中のパソコンの種類で、非ノイマン型パソコンというのが
見当たらないことから、想像に難くないと思います。

 

このノイマンさんの考えた方式のすごいところは、ハードウェアを変えなくても
ソフトウェアを変えるだけで、いろんなことができてしまうことです。

例えば、ドライヤーはハードウェア(部品)の塊で、どういじってもテレビには
なりませんが、パソコンの場合は、インターネットからデータをもらうだけで
テレビになったり、ラジオになったりします。

これは、全てプログラムを変えることによって実現可能なのです。

 
それだけ、シンプルで且つ優れた方式を考え出したんでしょうね。

 

脱線ついでにお話を続けますと、私が中学生のころパソコン(当時はマイコン)に
ハマっていたころ、周りからそんなんいじって何になるねん、とよく言われました。

で、困った私は、何でもできるねん。と答えていましたが、流石に、テレビには
なれへんけどな、というフォローを入れていました。

それが、インターネットの普及と共にパソコンがソフト一つでテレビになる時代がきたのは、
個人的にはなかなか感慨深いものがあります。

(共感を持っていただける方は、極少数だと思いますが) 

 

予想通り、(大きく)話がそれましたね。

 

 

ということで、ハードウェアに対して、ソフトウェアを供給することで
初めてパソコンが動き出しますが、目的に応じたいろいろなプログラムを
動かすためのソフトウェアがOS(オペレーティングシステム)と呼ばれるものです。

 

ちなみに、OSに対して、表計算ソフトや年賀状作成ソフトのように、特定の
目的のために個別に作られたソフトをアプリケーションと読んだりします。
よく、縮めてアプリという言い方もしますね。

 iアプリなんて言葉はメジャーかもしれませんが、iモードを利用して動作する
アプリケーション(プログラム)というような意味合いで使われていますね。

 
残念ながら、OSがアプリケーションを動かすためのソフトウェアだという
簡単な説明をしたところで、お時間になってしまいました。

 

なぜ、アプリケーションはOSを必要とするのか、OSは何のためにあるのかに
ついては、次週もう少し掘り下げてお話したいと思います。

 
では、次週また会いましょう。
 
 
 

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